◎夢見る家出少女、シーナさん
中学3年生の時に一人で福岡から東京まで行き2泊3日した最初の家出を皮切りに、中学 - 高校時代は、自由と様々な音楽を求め家出を繰り返す「夢見る家出少女」だったという。
◎高3で鮎川誠と出会い、同棲、結婚
１９７１年、鮎川と出会い、意気投合。４年間の同棲を経て、結婚。
サンハウス
鮎川誠は、柴山俊之らとサンハウスで活躍していた
◎結婚後、双子が、生まれるが…
双子（長女・鮎川陽子と次女鮎川純子）の妊娠を機に鮎川誠と結婚。
◎幼い双子を預けて、上京、デビュー！
シーナ＆ザ・ロケッツ
1978年結成当初よりバンド活動には一切のブランクがなく、日々積極的に全国各地でライブ・ツアーを行っている。日本国内では、トップクラスのロック・バンドとして今日に至っている
シーナ （ボーカル、タンバリン）
鮎川誠 （ギター、ボーカル 作曲 A&R_アレンジ＆レパートリー）
奈良敏博（ベース）
川嶋一秀（ドラムス）
バンドは夫妻が福岡から上京して結成。１９７８年「涙のハイウェイ」でデビュー。
◎シーナさんの父「子供は任せて、東京で勝負してこい！」
幼い双子を残して上京し「シーナ＆ザ・ロケッツ」を結成した理由は、シーナの父親の「一回、東京でスパッと勝負してこい。子供は任せて、思い切り、スパッと勝負してみんない！」という励ましがきっかけだったという。
◎「シーナ&ザ・ロケッツ」というバンド名の由来
「シーナ&ザ・ロケッツ」というバンド名の由来は、シーナの本名「悦子」から「ロック+エツコ=ロケッツ」となり、ただのロケッツでは軽いということと、昔風に「○○&ロケッツ」にしたいという鮎川の発案からである。
ブルースやパンクなどの要素を取り入れたロックンロールでファンを魅了。鮎川の骨太なギターとともに、しゃがれたパワフルな歌声で独特の存在感を放った。
◎海外のアーティストからのラブコールも多かった…
、2013年1月のウィルコ・ジョンソンとの東京セッションをはじめ、エルビス・コステロ、ボ・ディドリー、ラモーンズ、イギー・ポップ、Steve Douglas（The Ronettes、Phil Spector他）、Chris Spedding（Roxy Music）、Lenny Kaye(Patti Smith Band)、Elliott Murphy、Solomon Burke、Albert King、ローリング・ストーンズのツアーメンバーであるホーン・セクション/The Uptown Hornsらとライヴで共演・アルバムを共作している。
エルビス・コステロ
ポール・マッカートニーとの共作である代表曲『ヴェロニカ(Veronica)』は、フジテレビの『とくダネ!』の主題歌になった。また、代表的なバラード曲『アリスン(Alison)』もドラマで時々起用される人気曲である。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第80位。
◎喉の大病も名医により奇跡的に克服！
2008年、シーナは30年以上に渡る過酷なライブ・ツアーから喉を酷使したことにより、ポリープが声帯全部に広がり、ゼリー状に腫れ上がってしまうという喉の大病を患っていたが、2009年ライブ直後に呼吸困難となって、窒息死寸前という状態に陥り緊急手術を行った。
◎デビュー以来、ブランクなく、2013年には35周年
「レモンティー」「ユー・メイ・ドリーム」「ピンナップ・ベイビー・ブルース」「ロックの好きなベイビー抱いて」など数々の曲で知られ、１３年には結成３５周年を迎えた。
◎しかし、がんと診断されたシーナさん
シーナさんは昨年7月に体調を崩し、病院で検査した結果、末期がんであることを告げられたが、治療よりも歌うことを優先。ファンには公表せず、闘病しながら同7月に18枚目のオリジナルアルバム『ROKKET RIDE』を発売した。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000300-oric-ent
ROKKET RIDE
◎昨年11月椅子に座りラストステージ
9月13日には東京・日比谷野外大音楽堂で35周年記念ライブを開催。全国ツアーも精力的に行っていたが、11月21日の公演では足が動かなくなり、イスに座ってのライブに。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000300-oric-ent
◎2015年2月14日、シーナさん死去
ロックバンド「シーナ＆ロケッツ」のボーカル、シーナ（本名：鮎川悦子）さんが14日午前4時47分、子宮頸がんのため、都内の病院で亡くなった。61歳だった。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000300-oric-ent
◎シーナさんの訃報に追悼の意、続々と…
高橋ジョージ
『THE 虎舞竜』のボーカルを務める
「シーナさん・・・初めてお会いしたのは１９７８年原宿クロコダイルでＬＩＶＥ終わりに力也さんに紹介されて、最後にお会いしたのも数年前、同じ原宿クロコダイルの楽屋でした」
「ずっと憧れのロックンローラーで、ずっと憧れのご夫婦でした。それ以上言葉が出て来ません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます」と悲しむ気持ちをつづった。
◎内田裕也「日本が世界に誇れる女性ロックシンガー」
内田裕也
自身の自虐ネタにもなっている位にヒット曲といえるものもないが、1960年代末から1970年代初めにかけて、日本のロックシーンをリードする存在であった。
「日本が世界に誇れる女性ロックシンガー」
「鮎川のギター、シーナのヴォーカル、永遠に忘れないだろう！ 真のロックンロールヴォーカリストだった。ただ残念としか言いようがない。安らかに眠って下さい」
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000300-oric-ent
最後にシーナ＆ロケッツのヒット曲「レモンティー」を出し「レモンティーを忘れないでＲＯＣＫ’Ｎ ＲＯＬＬ」と締めくくっている。
◎シーナさんは若いミュージシャンからも慕われていた
ダイアモンド☆ユカイ
ロックバンドRED WARRIORS（レッド・ウォーリアーズ）のボーカル。現在はミュージシャンのみならず、俳優、声優、ナレータ ー、テレビタレントなど、活動は幅広い。
「今でも信じられない。いくつになっても変わらないセクシーさ。ミニスカートをなびかせ、ティナターナーのように軽やかなダンスで、何よりもロックへの愛情たっぷりなあの歌声がもう聞けないなんて。言葉が出ないよ。シーナさん、ご冥福をお祈りします」
高野寛
代表曲に「虹の都へ」「ベステン ダンク」などがある。
「シーナさんはレモンティーをロックでセクシーな飲み物に変えてしまう、唯一無二の素敵でスリリングなロックンローラーでした。『細野晴臣イエローマジックショウ』で『Ｙｏｕ ｍａｙ ｄｒｅａｍ』を一緒に演奏できて、うれしかったです」
サンボマスター 山口隆
サンボマスターのボーカル兼ギタリスト
「シーナさんの歌声もステージパフォーマンスも本当に魅力的でした。ロックンロールをヒップにキメるってああいうことだなぁって思わせてくださる方でした。素晴らしい音楽と夢を見せてくださいました」
ハマ・オカモト
OKAMOTO'Sのベーシスト
タレントで漫才コンビのダウンタウン浜田雅功、タレントで女優の小川菜摘の長男
「シーナさん。最後にお会いしたのは、ライブ中でした。気がついたら、ステージの上にあなたがいました。たまたま昨日、その日の映像を見返してたんです。一緒に演奏することができて、本当に誇らしい気持ちでいっぱいです。本当に悲しい。安らかに」
◎そして、夫・鮎川誠「2人の愛は永遠だぜ」…
鮎川誠
鮎川は「シーナはロックが大好きなファンに愛されて、とても幸せでした。シーナは『ROKKET RIDE』を聴きながら、息を引き取ってしまったけど、最高のレコードを作ったことと最高の歌を歌ってくれてありがとう、とシーナへ叫んだ。『ROKKET RIDE』はシーナと俺の歌。2人の愛は永遠だぜ」と綴っている。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000300-oric-ent
「みんな、家族で手握って。３５年分のシーナ＆ロケッツのレコードをパソコンで聞きながら。一番新しいアルバム『ＲＯＫＫＥＴＳ ＲＩＤＥ』と（代表曲でもある）「ユー・メイ・ドリーム」…二人の永遠の愛の歌をね…、『いいな…』って聞きながら、息が途絶えました」。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000075-dal-ent
「本当にファンの皆さんから愛されて、とても幸せやった、と伝えたいです。ファンの皆さん、シーナを愛してくれて、本当に幸せでした。ありがとうございました」。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000075-dal-ent
「バレンタインが命日になって…。ハートが大好きやったから」。鮎川の声は少しだけ微笑んでいるようにも聞こえた。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000075-dal-ent