◎「渋谷」は名前が示す通り「谷底の街」です
当駅の特徴は渋谷という地名が示す通り、山手線に沿った南北の細い谷の底を中心として、駅が形成されている点である。
何万年もの時をかけて渋谷川と宇田川が削ってできた谷を東西方向に横断しようと、いつの日か渋谷川に橋が架けられ、谷に二つの坂ができた。橋は宮益橋で、二つの坂とは現在の、東が宮益坂で西が道玄坂である。
◎渋谷はこの地形により発展したとも言えます
渋谷駅になぜ人が多く集まるのか、の問いに対して、渋谷は谷だから、とよく人は言う。すなわち、スリバチ型の地形をしているから、自然と重力によってスクランブル交差点に人が集まるというのだ。
スリバチ型の地形「渋谷」
◎かなり深い谷底になっている…
谷両側の勾配は大変厳しい。例えば渋谷マークシティは谷底に1階の出入り口があるが、谷上部では4階からも出入りができる。
◎地下鉄も顔を出す「渋谷駅」
銀座線のように古い地下鉄ではトンネルが浅いため、「丘」地形にある表参道や青山では地下であっても、その先の渋谷では地上に出てしまうわけです。
銀座線の渋谷駅は地上3階にある
◎だから、ゲリラ豪雨になると、一気に水が流れこむ!
局地的な豪雨があると河川による排水より早く、そうした『窪地』に水が流れ込むのです
◎7月24日、またもや渋谷駅冠水被害…
24日午後4時ごろ、東京都心などを襲った強い雨の影響で、渋谷駅(渋谷区)の地下街が浸水し、東口バスターミナル近くの9番出入り口が封鎖された。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150724-00000566-san-soci
あーたー@エアコミティア135セ002a@inosikabou
ただいまん!うわ渋谷水浸しになったのか。あそこスリバチの底だから仕方ないやね!(ブラタモリ的な見解)
◎配水管キャップ閉め忘れで被害が広がった…
雨水をためる地下倉庫とコンコースをつなぐ配水管のキャップを閉め忘れていたため、大量の雨水がコンコース側に流れ込んだことがわかったという。
出典:Yahoo!ニュース
◎谷底だけに浸水リスクが高い街の一つです
過去には大きな浸水被害も多発しており、浸水リスクが高い街の一つといえる。
◎浸水対策として2006年に貯水管が完成
2006年には、東急プラザ前から神宮通公園までの間には、地下約25mから約38mの深さに、延長760m、内径2.6mmの貯水管が完成しており、整備は進んでいる。
◎そして、ただいま大規模な「地下貯留槽整備」が建設中!
地下に「雨水貯留槽」を整備して水を貯める施設を作り、ゲリラ豪雨のときに路上に水があふれ出ないための対策を施しています。
出典:【6】ウナギトラベル主催 第2弾企画「渋谷駅周辺の地下工事見学ツアー」に密着取材|SPECIAL||渋谷文化プロジェクト
最大貯留量は4000トンで、25メートルプールに換算して12~13杯の雨水を貯留できる。
1時間に50~75ミリの雨が降った場合に雨水のストックヤードとして使われる。
2020年に完成予定となっている。渋谷駅が生まれ変わるとともに、水害に強い街に生まれ変わっていきそうだ。
渋谷の地下なんてそりゃ構造的にダメだわ。今、地下雨水貯水槽を作ってるから、それの完成待ちだね。 t.co/67zB4IL9DL