◎「うどん県」として知られる香川県
「うどん県」として知られる香川県。統計などによると、香川県のうどん消費量は全国平均の2倍強。
◎全国平均の2倍!1人当たり2日に1食!
1人当たり2日に1食(1玉=200グラム)を口にしている計算になるという。
◎その一方で糖尿病患者数は全国ワーストクラス…
人口当たりの糖尿病患者数は全国ワーストクラスで「糖尿病になるのは、うどんばかり食べるから」との声も聞かれる。
◎糖尿病はうどんが原因?
うどんはほとんどが小麦粉で出来ており、小麦粉は消化吸収が早いためすぐに血糖値を上げてしまいますので、そういう意味でうどんは糖尿病患者にはよくないと考えられます。
◎「うどん」が「そば」や「パスタ」と違う点…
そば粉のみで作られている本物のそばなら、そば粉は精製が荒く、消化吸収も小麦粉ほど急激でなく、繊維やミネラルも含まれていますので、小麦粉のみのうどんよりも血糖値の上昇が緩やかになります。
またパスタですと、小麦粉で作られていることは同じですが、よく練られているため、小麦粉のたんぱく質の割合が多くなり糖質の割合が少なくなります。
◎うどんに含まれる栄養素のほとんどは糖質…
うどんに含まれる栄養素のほとんどは糖質(炭水化物)。うどん以外の食材をあまり食べなかったり、サイドメニューとして炭水化物を重ねて食べたりしては糖尿病にかかるリスクを高めてしまいます。
◎糖尿病が多いのは、運動量が少ないことも原因?
運動量でみると、香川県男性の1日の歩行数は6,695歩と、全国平均を500歩以上下回る。東京都民と比べると1,000歩以上少ない。
◎典型的なクルマ社会の香川県
公共交通が限られる香川は典型的なクルマ社会。朝から晩まで移動はすべて車、という人も少なくない。
◎そして、ワースト1、2位!「野菜」の少なさも原因?
香川県民の野菜摂取量は、2006~2010年「国民健康・栄養調査」で、男性全国ワースト2位(266g)、女性全国ワースト1位(229g)となっている。
◎危機的な状況に県が立ち上がった!
危機的な状況に、県はうどんのおかずなどに野菜を選ぶよう、「うどんだけじゃなく、野菜もね」「1日3食まず野菜」と促すポスターを各地のうどん店や県庁などに貼り出した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00010001-yomidr-hlth
◎「うどんだけじゃなく、野菜もね」
うどんにおでんや野菜の天ぷら、野菜の小鉢を添えたり、野菜たっぷりうどんメニューを選ぶなど、よりヘルシーなうどんの食べ方を紹介している。
◎実は香川県民、離乳食もうどん???
うどんを細かくちぎって、離乳食として与える。
香川には、そうしたうどんを表す赤ちゃん用語「ぴっぴ」という言葉もある。
◎小学生の血液検査!子供のうちから生活習慣の見直し!
糖尿病予防のため、全県の都道府県単位で小学生の血液検査が実施されるのは全国でもはじめて。
◎なんと見事に改善された糖尿病による死亡率!
糖尿病による死亡率も、14年に5年ぶりにワースト10位以内から脱した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00010001-yomidr-hlth
◎増えた野菜摂取量
功を奏したのか、12年の国民健康・栄養調査で野菜摂取量は男性は上から17位、女性が16位と大幅に改善。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00010001-yomidr-hlth
◎でも減少傾向が続くまで、楽観はできないそうです
ただ、県の人口規模が小さいため統計の数字は変動しやすく、死亡率の順位も単年では大きく変動することがあるというのが、専門医らの見解だ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00010001-yomidr-hlth
県健康福祉総務課では「減少傾向が続くまで、楽観はできない。糖尿病を減らすため家族や地域、職場ぐるみで生活習慣の改善に取り組んでもらいたい」としている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00010001-yomidr-hlth