思い出のマーニーとは
イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学が原作の、2014年公開スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』。
北海道を舞台に、喘息の療養のために海辺の田舎町で過ごすことになったアンナと、そこで出会った不思議な少女・マーニーの交流が描かれています。
出典:シアター
あらすじ
幼い頃に孤児となったアンナは、養女として育てられている。
なぜか友達ができないアンナは、自分が目に見えない「魔法の輪」の外側にいるのだと感じており、母や祖母が自分を残して死んだことも憎んでいる。
養母からは実の子のように思われていると感じていたのだが、養母がアンナの養育費を市から受給しており、それをアンナに隠していると知ると、アンナは養母の愛にまで疑問を感じるようになってしまう。
無気力になったアンナは喘息まで患い、療養のために海辺の村で過ごすことになる。
村を訪れたアンナは、入江の畔に、「これこそずっと自分が探していたものだ」と直感的に感じる古い無人の屋敷を見つける。
"湿地屋敷"と呼ばれるその屋敷を、なぜかアンナは特別な存在だと感じ、この屋敷に住むことになる人は特別な人のはずだと夢見るようになる。
屋敷は長いこと無人だったはずだが、屋敷に長く住むという不思議な少女マーニーとアンナは出会う。マーニーを「まさしく自分のような子」だと感じたアンナは、彼女と友達になり、悩んでいた養育費のことも打ち明けるようになる。
アンナは、恵まれた子だと思っていたマーニーが孤独を感じていることも知り、やがて友情を深めた二人は永遠に友達でいる誓いを立てる。
出典:Wikipedia
マーニーについて
本名はマリアン(Marian)。淡い金髪と海の色の目を持つ、湿地屋敷に住む裕福な家庭の一人娘。
無人のはずだった湿地屋敷に突然現れたが、本人はなぜか「生まれてこのかた夏はいつだってここ」と話す。
村の子供と遊ぶことは禁じられており、湿地を訪れたアンナと友達になりたいと思っていた。
出典:Wikipedia
マーニーは杏奈の祖母だった
最後のシーンで、ベッド内の幼い杏奈の横で、マーニーが語っているシーンがあります。
この祖母マーニーから実際に語られた話の記憶が杏奈の中に残っていて、何らかの拍子に呼び起こされたと考えます。
マーニーは幽霊ではなく、杏奈が作り出した美しい幻影だったのでしょう。
久子さんはマーニーの過去を知っている
マーニーが消えた後、久子さんは杏奈にマーニーの過去を話した
よく湿っ地屋敷の絵を描いている老婦人。苗字は不詳。湿っ地屋敷について何か知っているらしい。実はマーニーとは子供時代からの友人の間柄で、マーニーが歩んだ人生を杏奈と彩香に聴かせることになる。
出典:Wikipedia
▼明らかになるマーニーの過去
マーニーは両親とは上手くいっていなかった
マーニーは両親のことを自慢しているが、久子さんの話では両親とは上手くいっていなかった
幼い頃から両親や家政婦から冷たく接されていた
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マーニー両親について
父親は多忙なため、家にあまりいない
母親は子育てをあまりしなかった
マーニーの事をばあや達に任せ、旅行や遊びにふけっている。
ばあやは、マーニーをいじめていた
ばあやと御手伝いに毎日のようにいじめられており、金髪の髪を強引に引っ張って髪をとかされるなどされていたそうだ。
原作ではマーニーを苛めていた事が発覚し、解雇された。
和彦はマーニーの支えになる
和彦は孤独のマーニーを救い、心の支えになってくれた
サイロへ行って帰ってこられなくなってしまったマーニーを迎えに行っている。
和彦と結婚する
和彦と結婚し、子供をもうける
孤独なマーニーを支え結婚し、娘の絵美里を儲けるが、若くして病気でこの世を去る。
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娘を全寮制の学校に入れる
和彦の死後、マーニーも体調を崩してしまう
体調を崩したため、子育てができず仕方なく娘を全寮制の学校に入れる
しかし、和彦は早くに亡くなり、自分も体調を崩したマーニーは、一人娘を全寮制の学校に入れるしかなかったこと。
出典:シアター
娘に嫌われる
子供のエミリは全寮制の学校に入れたが帰って来た頃には別人になっていた。
仲違いした親子は修復不可能になりエミリは家を出て行く駄だった
そのことで、絵美里はマーニーに恨みを抱き、信じられなくなってしまいました。
意図していたことではないにしろ、結果としてマーニーは、娘を早くに亡くす原因を自ら作ってしまっているように思えます。
そのあと交通事故で娘を亡くす…
交通事故で夫と共に命を落としてしまう。
出典:Wikipedia
杏奈を引き取って育てる
同じ過ちは繰り返すまいと、マーニーは杏奈を引き取って大切に育てるはずだったのに、その僅か一年後にマーニーは亡くなっていて、結局その決意は、遂げられなかった。
▼マーニーの過去を知った杏奈は
マーニーの生涯を話し終わった久子は、「あなたもマーニーに会ったのね」と杏奈に囁くのだった。
大岩家に杏奈を迎えに来た頼子は、杏奈の療育費の補助が自治体から出ていることを杏奈に話し、2人は分かり合う。そして杏奈は、幼い自分が大切にしていたという湿っ地屋敷の写真を、その写真は杏奈の祖母のものだという頼子から受け取る。
杏奈は、写真の裏に「私の大好きな家 マーニー」と書かれていたことから、マーニーが自分の実祖母であることに気づき、涙を流す。
出典:Wikipedia