【閲覧注意】心霊スポットにまつわる怖い話【2018年最新版】
心霊スポットの怪異
トンネルの中で
女性の霊と遭遇!
これは数年前、私が実際に体験した話です。
蝉が土砂降りのように鳴いていた暑い夏のことでした。
仕事を終え帰宅し翌日は休み。特に何もすることもなく暇を持て余していた私がスマートフォンを触っていると、友人Aから連絡がありました。
やり取りを交わす中、その流れで遊ぶことになり近所のA家へ行くことに。
しばらくAの家でゲームをしたりして過ごしていたのですが飽きてしまい、何となくその辺りにあった旅行雑誌を2人で読みながら雑談をしていました。
すると載っていたとある山を見て、Aが何かを思いついたように言い出しました。
「そうだ!あそこのトンネル行ってみないか?暇だしさ。」
私自身も興味があったので、すぐにその場所へ向かうことになりました。
そんなに遠くもないし、何かしらの刺激を求めていた私達はすぐ車に乗り込みました。
Aが言うトンネルは大きな山の中腹辺りにあるトンネルで、昔から怪しい噂がついて回っている場所でした。
1時間ほどで着くような近さでしたが、時間は既に真夜中。Aのテンションはトンネルが近づくにつれて上がるばかりで、私もそんなAのテンションと同調するように気持ちが跳ね上がって行きました。
山に着いて中腹まで向かう道中、フロントガラスに水滴が付くようになりました。ジトっと張り付くように降る霧雨の中、対向車もないまま山を登りました。
車内にはBGMとしてAの好きなバンドの曲を流していました。
その曲は音楽に詳しくない私でも聞き覚えのある有名なものでしたが、所々にか細い女性の声が入っていました。
はっきりとした感じではなく「ファー」とか「アァー」といった感じの声です。
その時の私は、そういう曲で女性がコーラスをしているのだろうと聞き流していました。
相変わらず弱くも強くもならない雨が降り続く中、もうそろそろトンネルに着く頃合いだったと思います。Aが言いました。
「この曲、さっきから変な声が聞こえない?」
Aが言うトンネルは大きな山の中腹辺りにあるトンネルで、昔から怪しい噂がついて回っている場所でした。
1時間ほどで着くような近さでしたが、時間は既に真夜中。Aのテンションはトンネルが近づくにつれて上がるばかりで、私もそんなAのテンションと同調するように気持ちが跳ね上がって行きました。
山に着いて中腹まで向かう道中、フロントガラスに水滴が付くようになりました。ジトっと張り付くように降る霧雨の中、対向車もないまま山を登りました。
車内にはBGMとしてAの好きなバンドの曲を流していました。
その曲は音楽に詳しくない私でも聞き覚えのある有名なものでしたが、所々にか細い女性の声が入っていました。
はっきりとした感じではなく「ファー」とか「アァー」といった感じの声です。
その時の私は、そういう曲で女性がコーラスをしているのだろうと聞き流していました。
相変わらず弱くも強くもならない雨が降り続く中、もうそろそろトンネルに着く頃合いだったと思います。Aが言いました。
「この曲、さっきから変な声が聞こえない?」
Aが言うには何度も聞いている曲だったので違和感にはすぐに気付いたらしいのですが、私を怖がらせるわけにはいかないと思い黙っていたようです。
ところがその変な声が入る部分が、トンネルに近づくにつれ徐々に増えてきていたのです。
Aにそう言われると確かにおかしい。声が増えてきているのもあるし、微妙にですがその声のボリュームも上がってきているような…?
肌が粟立つ感覚を覚えながらも車は止まることなく走り続けます。
「あの道を曲がるとトンネルがあるらしい」
とAが言ったその直後、唐突にブレーキが踏まれ思わず前へとつんのめります。
「どうしたんだよ?!危ないだろ!」
と言うとAは
「今、誰かに足を掴まれた…。」
と無表情で私に言いました。
これは危ないと思った私達はすぐさまに下山しました。
目的地はすぐそこでしたが到着する前からこんな状態では絶対に良くないことが起きる。
帰りの車内ではBGMはかけませんでした。
下山してすぐ近くにあったコンビニへ車を停めました。
そのまま帰ることも出来たのですが、それらしい体験は2人とも初めてのことだったので動揺してしまい、明るくなるぐらいまではコンビニでちょっとゆっくりすることにしたのです。
気が昂ぶっていたからか、車を降りる時には気付かなかったのですが、車内に戻った時。Aが「うわあ!」と叫びました。
なんだよと駆け寄ると運転席、Aの足元に置かれているシートがぐっしょりと濡れていました。助手席側、後部座席のシートは無事です。
何故かAの座っていた席のシートだけが濡れていました。
私は
「なんか漏らしたんじゃないの?」
などと気を紛らわせようと冗談を言ったのですが、A自身になにも変化はありません。座席は濡れてはおらず、ただシートだけが濡れていたのです。
Aは濡れたシートをジッと見つめたまま無言でした。
とりあえずそのシートはボンネットの上に置いて、朝になるまでその場で待機していました。
特にこれといった会話もなく、Aも黙りがちになっていたので私も無理に話しかけたりはしませんでした。
そうしてやっと朝になり、これでもう大丈夫だろう、さぁ帰ろうかとどこかで安堵した気持ちになった私達は、駐車場を出て信号待ちをしていました。
私達には一瞬何が起きたか分かりませんでした。
超有名な心霊スポット
森の奥で
何かを感じる…
私の地元には超有名な心霊スポットがあります。名前を聞けば誰でも知っているようなところです。
当時まだ若かった私は、霊感が強い女の子(A)を一人入れた5人組でその心霊スポットへ遊びに行くことにしました。
夏真っ盛りでとても暑い日でした。時間は夜の11時過ぎだったのですが、じとじと汗ばむようでした。
その場所は町から少し離れた森の奥にあって、手前に車が何台か停められるようなスペースがあるので、そこに駐車し歩いてその場所まで行きました。
Aは最後まで行くことに抵抗していましたが、肝試し気分でノリノリになってしまっていた皆を止めることはできず、渋々みんなでいくことになりました。
森の奥なので歩道には明かりもなく、さっきまでの暑さがうそだったかのように涼しくなり、少し肌寒さすら感じました。
しばらくあるくと何の木かわかりませんが、木の種類がこれまでと変わっていて、雰囲気が明らかに違いました。
するとAがもう本当に無理と言い出したため、男一人とAの二人には待ってもらい、残りの3人で進んで行くことになりました。
その場所に着くと、霊感を感じたことのない3人でも体が重くなるような感覚になり、これは本気でやばいところだと分かったので急いで引き返すことにしました。
そこで私は経験してしまいました。残した二人と合流して車まで戻り、エンジンをかけてアクセルを踏もうと一瞬だけ下を見た瞬間、私の両足をつかんでいる手がありました。
トンネルの中で見たもの
これは、私が大学生の時の恐怖体験です。
当時入っていたサークルの親しい仲間と人でドライブに出かけました。
メンバーは、男性3人と女性2人です。
観光地で美味しい食べ物を食べてしっかり観光も楽しみ、すごく楽しい気分だったのを覚えています。
観光地には、自殺スポットで有名な某所も含まれていたものの、面白半分で観光していました。
その自殺スポットで有名な場所の近くには、神社を祭った小さな小島があります。
小島のまわりをぐるっと散策し、きれいな景色も堪能しました。
遠くまでのドライブだったので途中で仮眠を取りつつ翌朝に自宅につくようにとゆっくり帰っていました。
仲間のうちの1人、K君が、帰り道にちょっと寄り道していくと霊が出ることで有名な心霊トンネルがあるから、そこを通って帰ろうと提案してきました。
昼間は自殺スポットで、夜は心霊トンネルなんて、怖いけれど楽しそうと全員一致で寄り道することにしました。
サービスエリアでしばし仮眠し、真夜中にそのトンネルを通りました。
時間は、霊が一番よく出ると言われている深夜の2時頃です。
本当に霊が出たらどうする?と皆でいろいろな想像をしながらトンネルに向かいます。
そのトンネルは、すぐ近くに新しいトンネルができてからは、すっかり寂れて地元の人か心霊スポットに来る人くらいしかいないそうです。
トンネルの前で一度停車し、それからあえてゆっくりと徐行しながらトンネルを進み始めました。
少しでも長く恐怖心を味わうためです。
最初は、皆誰もしゃべらずに周囲をきょろきょろ見ながら進んでいましたが、トンネルを半分以上過ぎてくると、何もでないなと気が緩み、次第に話し始めました。
せっかく来たのに、何もなくてつまらないねなどと、完全に油断していました。
その時、トンネルに入るのを提案したK君の顔が急にこわばり、何かが窓の外にいたと言うのです。
全員でK君の指さす方を見るけれど何もなく、てっきりK君が脅しているのだと思いました。
しかし、K君の顔がさらに恐怖で歪み、声にならない声をあげて叫びました。
すると、車を外から誰かが揺らしているかのように、急に揺れ出したのです。
全員恐怖で叫びだし、早く車を走らせてと叫びながら、スピードを上げてトンネルを出ました。
車が走り出してからは、車が揺られることもなく無事にトンネルを出て、そこからしばらく走ってようやくコンビニのある町にたどり着きました。
そこで、車を止めてほっと一息つき、恐る恐るK君に何を見たのかと聞くと、窓の外に顔が少し陥没した男性の顔が見えたと言うのです。
さらに、コンビニで落ち着いて飲み物でも買おうかと車から降りると、K君が男性見たという場所の車のボディーがびしょびしょに濡れていました。
さらに、大人の男性の大きさの手形のようなシミがいくつのついていて凍り付いてしまいました。
後日知ったのですが、私たちが観光で出かけた神社を祭った小島も、実は有名な心霊スポットだったようです。
島には回る方向があり、逆に回ると呪われてしまうと言われていたようです。
おそらく私たちは、海に飛び込んで自殺した男性の霊を連れたまま、心霊トンネルに入ってしまったようです。
出典:怖い話を知る
廃墟【民宿】に行った結果
3人で廃墟「民宿」を探検
しかしとんでもない
ものが待ち受けていた
そもそも廃墟は
霊のたまり場
面白半分で行くと憑依されるので
みんな近寄りません
あれは、わたしが短大を卒業してすぐの社会人になったばかりのときでした。
わたしはホテルの調理師として働いていて、同期が女の子が1人、同じく同期の男の子が1人いたんです。
同期3人で仲が良くて、よく3人で仕事かえりに飲みに行ったりしていました。
しかしそのメンバーの仲で同期のAちゃんのことを、わたしは密かに苦手としていました。
Aちゃんはいわゆるリーダーシップタイプの女の子で、物事ははっきりと言うし、性格がきついこともあって、わたしのような自分の意見をあまり言えないタイプは、いつも言われるがままになっていたのです。
そんなある日、いつものように同期みんなで仕事あがりに遊ぼうと話をしていたとき、Aちゃんがいつもの調子で提案をしました。
「この近くで超有名な心霊スポットがあるから行ってみようよ」
わたしは正直、幽霊とか、心霊番組とかが大嫌いなので、当然行きたくないと断りました。
しかし、わたしがいつも何を言ってもAちゃんは聞いてくれないので、もう1人の同期も何も言わないのでそのままAちゃんの提案を実行することになったのです。
車で移動をして早くも、噂の心霊スポットである廃墟につきました。
そこはもともと民宿だった古い施設で、2階だての古い廃墟でした。
わたしは・・じつは昔から霊とかが見えてしまったり感じることのある体質で、とにかくその民宿についてからずっと嫌な感じがとれませんでした。
「なによ、意外とけっこう普通じゃない?中は真っ暗だけどさ」
Aちゃんの強気な発言に、わたしは恐怖で返事をすることもできませんでした。
「じゃあ・・・入る?」
同期の男の子の声で、わたしたち3人は真っ暗な民宿のなかにゆっくりと入りました。
玄関のところにはたくさん落書きがしてあって、今までにも多くの人が心霊スポットとして足を運んだんだな・・という印象がありました。
真っ暗な部屋に懐中電灯で照らされる灯りだけを頼りに、わたしたちは進んでいきました。
元民宿らしい部屋の名前が扉の横に古い文字で書いてあったりするのが見えて、それを頼りに一つずつなかを覗いていきました。
だけど・・・わたしは何よりもずっと2階にいくのがとてもいやでした。
「なによ・・1階はなんにもないじゃない!写真にもなにも映らないしー」
「ねえ・・もう帰らない?」
震える声でわたしがお願いをしてもAちゃんは鼻で笑って相手にしてくれません。
同期の男の子もわたしの様子に気がついてはいるみたいですが、Aちゃんに言われるがままでした
それでも、わたしはそれ以上は先にいきたくありませんでした。
「わたし・・外でまっててもいいかな?」
場の空気を壊すことはわかっていましたが、わたしは1人だけ外にでたいと言ったのです。
すると、わたしのその発言にAちゃんは怒ったようで、
「ほんっとにノリ悪いわね。びびってるの?バカじゃない?
「うん・・ごめん。だけどここは、やばいと思う。本当に幽霊がいるよ」
震える声で伝えたわたしの言葉をAちゃんはまさかの言葉で返しました。
「あっそう。そういえば、あたしね、幽霊がみえるのよ、今あんたのうしろに女の人が立ってるわ」
Aちゃんも幽霊が見える?
そんなわけがない。
わたしにはAちゃんのその言葉が嘘だということがわかりました。
だって・・・本当はAちゃんにこそ女の人の幽霊がおぶさっていたので。
トンネルで憑依された話
霊感が強い人ほど
憑依されます。
これは僕が大学1年生の夏の話。
「心霊スポットに遊びに行こう!」という大学生全快の計画が持ち上がった。
特に関心も興味もなかったが、僕もまだ若い。夏の思い出作りという淡い言葉につられて、友人の車で心霊スポットに行く事となった。
行き先はテレビで1度だけ話題になった、その道のマニアが知っているような某トンネル。
男女五人、それぞれ自慢の怖い話で盛り上がりながら、心霊スポットに向かう。
少し気になったのは、友人のAさん。
「私、実は霊感あるんだよね」みたいなことを言い出す。
皆、「ちょっとやめてよw」なんて具合で盛り上がっていた。
そして、噂の心霊スポットに到着。
クールを装いながらも、その雰囲気に圧倒される。
とりあえず、車を出て、散策する事に。
街頭の薄暗い光に包まれている、おどろおどろしいトンネル。
ワーキャー言いながら、しばらく散策するが、幽霊やゾンビや宇宙人は出てこなかった。
「何もなかったね!」なんて言いつつ、皆内心ほっとしながらに車に戻り、帰路につく一同。
事態はここで一変した。
隣に座っていたAさんの顔が妙に引きつっている。
「どうしたの?」
「ミラー…」
ミラーをのぞくが特に何も異変はない。
他の友人も、「またまたw」なんて笑っている。
Aさんはとても真面目な子だ。 僕には演技には見えなかった。
「何かついて…来てる」
そのAさんの普段見せない引きつった顔が皆の空気を変えた。
「…え、まじ?」 「A、大丈夫?」 「ちょっと、早くかえろうよ」
なんて、会話が車内に蔓延する。
そのとき、Aさんがいきなり無口になる。
普段は明るい素直な女の子だ。心配して、声をかけると
「ハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタ」
と訳の分からないことをぼそぼそ小さな声でいっている。
「ハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタハイッタ」
皆、騒然である。 車を止めると、
「ワワワワワワワワワワワワワワワワ」
いきなり変な声で笑い出したのだ。
他の皆が「ちょっとA!大丈夫?」
なんて声をかけても、にやにやしたまま表情を変えない。
車の中は騒然。世紀末である。
僕はマジックはできても、幽霊や宇宙人の退治はできない。
そこで、隣にすわっているAさんの顔面をそこそこの力でビンタして、肩を強くゆらして、 「はい!ほら、大丈夫!ゆっくり深呼吸してから目をあけて」と催眠を解くときと同じようなことをしてみた。当時、まだ催眠は勉強中だったけど。
同時にipodで明るいjpopをかけさせた。
意識が普通に戻った。 冷や汗びっしょりだったけど。
その後は特になにもなく、僕は幽霊退治ができる人とあがめられながら、心霊スポットを後にした。
それから、心霊スポットの誘いはもちろん断っているし、行こうとしている人には一応止めている。
最強の心霊スポットに行った結果…
今度はホテル【廃墟】に突入!
最初は、ドキドキするが
結末がヤバすぎる!
若いうちは、廃墟や心霊スポット巡りをする人もいるでしょう。
自分一人でなら行かないでしょうが、友達数人となら気が大きくなって、
「何かあってもみんながいるから大丈夫だろう」と。
でも、それがどんなに危険なことか、私自身も知らずに行ってしまったのです。
男2人、女2人の4人で、夜中に車で心霊スポットと言われる元ホテルだったらしい「地元では最強と言われて誰も近づかない」と言われる所を目指しました。
4人共霊感は無いので、果たして霊を見ることは出来るの?と笑いながら行きましたが、
私は逆に見ないで済むといいなという希望もありました。
着くとそこは真っ暗。持ってきた大きなライトで建物を照らしながら荒れ果てた建物の中に少しずつ入って行きました。
がれきを踏む自分達の足音が一番怖かったです。
男の子達が2階へも上がってみよう、2階で一番霊が目撃されていると言い出しました。
私達女子はもうとても怖いし、夏なのに妙に寒いのも不気味で上れません。
でも、1階に2人で残されるのはもっと怖いので恐る恐る付いて行きました。
2階へ上がると、「あの辺りの部屋で一番出るらしいよ」と男子が言います。
その時でした。
ライトを向けた方向で、部屋のドアがゆっくり開いたのです!一瞬目の錯覚だと思いましたし、錯覚だと思いたいと思いました。
しかし次の瞬間、そこから白い煙のようなものが出てきました。
一緒にいた女子が「きゃ・・・」と声にならない声を上げました。
よく見ると、その煙が段々人の形になってきたのか、元から人の形だったのかわかりませんが、こちらを向いてニヤっと笑ったのです。
女性でしょうか?その顔は火傷をおったようにただれているように見えました。
暗い上に半分透けているのでハッキリはわかりませんが、恐らく焼死した人なのでしょう。
もうとてもそれ以上そこにはいられません。
4人は先を争って車へと走りました。
「早くエンジンをかけろ!」と一人が怒鳴りました。
その時、もう一人の女の子がいないことに気付きました。
「〇〇は?」
誰も2階へ上がる勇気がありません。
ちょっとの間、「どうする?」と3人で顔を見合わせましたが、外を見ると彼女がフラフラとしながら車に向かって歩いてきました。
すぐドアを開けて彼女を中に引き入れ、車を発進させました。
「ごめんな」「大丈夫か」とみんなで声を掛けましたが、彼女はぼうっとして返事をしません。
その後、彼女は精神病院に通院したり、入院したり、家に引きこもったりするようになってしまいました。
今では連絡も取れません。
廃病院で聞こえたナースコール
今から7年前のことでした。
私は高校を卒業し、短大に通っていました。
短大に入学してから半年以上が過ぎ、友達の多くが自動車免許を取得していました。
私の友人も自動車免許を取得し、また父親のお古の自動車を譲り受けたことから、よくみんなでドライブをしていました。
ちょうどその頃は夏真っ盛り、テレビで心霊番組などが放映されている時期でした。
テレビに触発され、私達は地元の廃病院に肝試しに行くことにしました。
その廃病院は山奥にひっそりと建っていました。
廃病院といっても、移転しただけで管理が全くされていなかったわけではなく、門は施錠されていました。
しかし、その病院は既に心霊スポットとしてメジャーになっており、先人たちが施錠された門の横に抜け道を作っていました。
私達もその道を抜け、病院に入っていきました。
ひっそりとしていましたが、カーテンなどは残っていました。
もともとその病院は精神病院だったため、二階の窓が檻のようなもので覆われていたのが、とても印象的でした。
カルテはありえないでしょうが、白い紙のようなものが散乱していましたし、ストレッチャーなども廊下にポツンと取り残されていました。
そして、薄汚れた病院の壁には「ナースセンターはこちら」と赤いスプレーで文字が殴り書きされていました。
院内に入るまではノリノリだった友人達も、次第に口数が減っていってしまいました。
早くここを去りたいと皆思ったのか、最後に二階を覗いてから帰ろうということになりました。
しかし、二階への道はひとつしか開放されておらず、それは細く狭い階段でした。
階段をゆっくりゆっくりと上がっていき、見えたのはガラスの扉でした。
どうやら扉には掛かっているようでした。
ガラスの扉は一部分が破れており、そこから入ることは可能でしたが、危ないねと皆口をそろえて言うので、そのまま階段を降ろうとしました。
しかし、その時、確かにガラスの扉の向こうから音がしました。
今考えるとそんなわけはないのですが、その当時は、ナースコールのような電子音が聞こえました。
出典:怖い話を知る