はじめに…
思い出のマーニーとは
鬱屈した思いを抱える少女・杏奈が、療養先である北海道の不思議な少女・マーニーとの出会いをきっかけに、少しずつ心を開いていくさまを描き出す
出典:シネマカフェ
「もともと宮崎(駿)監督が大好きな原作なんです。10数年前に読んだそうで、青い窓から金髪の少女が姿を現すイメージが強く頭に残っている。
ただ、本人は『自分では生涯映画化はできない。難しすぎる』と言っていた」(スタジオジブリの西村義明プロデューサー)
出典:シネマカフェ
主な登場人物
アンナ
12歳の中学1年生。青みがかった黒い瞳をしている。暗褐色のショートヘアが特徴で、髪が伸びてからは右側を紫色のヘアピンで留めている。
肉親が相次いで亡くなったことから、自分の運命を呪っているところがある。また、祖母の葬儀にて自分の養育を嫌がり、面倒ごとを押しつけようとする親戚一同の姿を見たことが軽いトラウマとなっており、「自分はいらない子」という思いが常に心の中にある。頼子は育ての母親であるが血のつながりはなく、最初は仲がよかったものの「ある出来事」が原因で現在は壁が出来ている。
喘息を患っており、療養のため夏休みの間だけ親戚である大岩清正・セツ夫妻の自宅がある道内の田舎町に赴く。
出典:Wikipedia
マーニー
大岩家の近くに建つ湿っ地(しめっち)屋敷に住んでいる。
しかし、どうみてもここ何年間は誰も住んでいない屋敷であるため、周囲の人間は誰も彼女のことを知らないという不思議な少女。
出典:Wikipedia
マーニーの正体は
アンナのおばあちゃん
杏奈で出会ったマーニーは「50年前の祖母の姿」だったのです。
マーニーは「金髪で青い目」をした外国人だったわけですが、夫は幼なじみの「和彦」
マーニーの娘(杏奈の母)の「絵美里」も日本人と結婚したと考えれば、杏奈は「クォーター」に当たります。
ちなみに彩香に見せられた日記によってマーニーがただの自分の空想ではなく、
昔湿っ地屋敷に住んでいた実在の少女であったらしい事を知った杏奈の前に現れたマーニーは
杏奈がマーニーおばあちゃんのお葬式の時に抱きしめていた人形とソックリの服装をしていました。
それはマーニーが杏奈の記憶の底から現れた存在であることの布石なのではないでしょうか。
杏奈はその人形の姿を「空想」の女の子であるマーニーに重ね合わせて12歳のマーニーを「作り上げた」ていたのでしょう。
出典:ヤフーの知恵袋
マーニーとの体験は
祖母から聞かされた50年前の出来事
はっきりと結論を言ってしまえば、杏奈が見たマーニーは「祖母から聞いた話を元に杏奈がつくりあげた存在」であり、マーニーと体験したエピソードも全て「祖母から聞かされた50年前の出来事」だったのです。
なのでマーニーは幽霊とか残留思念(?)とかではなく、身もふたもなく言えば「杏奈だけに見える妄想」というのが正しい説明になるかと思われます。
杏奈の空想の物語ではなく、50年前にそこで起こった本来の出来事の再現になっていったのではないでしょうか。
出典:ヤフーの知恵袋
マーニーが消えた理由
それ以降の話は聞いていないから
杏奈の前からマーニーが突然姿を消してしまうのは「それ以降のお話を聞いていないから」
アンナとマーニーは
瞳の色が少し似ている
杏奈は青みがかった瞳をしています。そう、マーニーの瞳と少し似ているのです。これは、祖母であるマーニーの血が受け継がれている証拠でしょう。
頼子は写真を見せる
頼子は杏奈にある写真を見せます。白黒の写真でしたが、マーニーの屋敷であることはすぐに気が付きました。
頼子いわく、その写真は、杏奈が初めて養護施設に来た日に握りしめていたものだといいます。
すべての謎が解けた杏奈は、以前よりも明るい表情になっていました。お世話になった叔母夫婦と、岸辺で出会った久子、そして彩香たちに別れを告げ、駅に向かいます。
ふと、あの屋敷の方へ目を向けると、そこには手を振るマーニーの姿が。しかし、次の瞬間にはマーニーの姿はなく、屋敷のカーテンが揺らめいているだけでした。
杏奈はマーニーとの過ごした時間をかみしめ、頼子と共に家に帰るのでした。
マーニーの過去をまとめると
夫に先立たれる
幼少期は両親からは放任状態だったうえに使用人たちからいじめられ、成人後も夫の和彦に先立たれる
出典:Wikipedia
娘と死別する
一人娘の絵美里とは和解しないまま死別
出典:Wikipedia
孫のアンナを引き取る
絵美里が伴侶と一緒に交通事故死してしまったので祖母のマーニーが遺児となった杏奈を引取り、
自分や娘の絵美里のように寂しい想いをさせないという決心で育てようとしましたが、
マーニーは絵美里の死のショックから重い病気に罹り死んでしまったので、
結果的に杏奈を一人ぼっちにしてしまいました。
出典:ヤフーの知恵袋