はじめに…
美女と野獣とは
本作は、魔法のバラの花びらが全部散ってしまうまでに、心から人を愛し、愛されなければ、永遠に野獣の姿のままになってしまう呪いを魔女にかけられた高慢な王子と、美しく聡明な娘ベルの愛と魔法の物語。
美女と野獣の裏設定まとめ
野獣は複数の動物のパーツが組み合わさったもの
野獣の容貌は特定の動物をそのまま擬人化したものではなく、複数の動物のパーツが組み合わさったものである。
野獣のキャラクターデザインを担当したグレン・キーンは野獣の容貌をバッファローの頭部・ゴリラの額・ライオンの鬣・オオカミの尾と脚・クマの身体・イノシシの牙を合成した姿と認めている。また、一部のサイトでは目を人間と解釈している。
出典:Wikipedia
何度も没になった
実は何度もボツになっていた
ベルの妹はタチが悪い
ディズニーバージョンの『美女と野獣』は原作に近いのですが、ベルは1週間家に帰り、家族と過ごす時間を与えられていました。
ベルのことを妬んでいた妹は1週間以上家に留まるようにベルを説得します。野獣が怒ってベルを殺すことを願ったためです。この妹はシンデレラのステップシスターたちよりもたちが悪そうですね。
ディズニー作品の原作となっている古い童話などには、実際には恐ろしい話が隠されているのですね。
出典:シアター
ベルの青い服
劇中でベルが来ていた服は青。村で唯一青い服を着ていたのがベルで、これは彼女がどれだけ浮いていた存在だったかを強調するための演出だという。ほかの村人はほとんどが薄暗い色の服を着用しているのが分かる。
ガストンの眼にドクロ
ガストンが野獣と争った末に城から落ちそうになるシーンで、ガストンの瞳に骸骨が浮かぶ。登場人物が不幸な死に方をすることを滅多に描かないディズニー映画はこうして「死」を表現したりする。
ちなみにガストンが城から落ちるシーンは、ライオンキングのスカーが崖から落ちるシーンの基になっていて、ディズニーはこのシーンを何度もオマージュさせている。
出典:ディズニーの秘密
チップは元々オルゴールだった
野獣の城にいる話すコップのチップは、もともとオルゴールになるはずだった。またチップは最初はセリフが一つしかない予定だったが、プロデューサーが声を気に入り、あとからセリフを増やしたという。
出典:ディズニーの秘密
バンビの母親
森の中のシーンで、一瞬だけ「バンビ」のお母さんが登場する。こんなところにもほかの映画のキャラクターを挿入してくるのがディズニー流。
出典:ディズニーの秘密
ラストのダンスは「眠れる森の美女」の使いまわし
フィナーレの王子様とベルとのダンスシーンは、実は「眠れる森の美女」のオーロラ姫とフィリップ王子のダンスシーンの使いまわしだった。ディズニーは昔の映画のシーンに手を加えて再利用することをほかの映画でもやっている。こうすることで大幅に製作費を節約できるという。
出典:ディズニーの秘密
野獣の人間の姿は彫刻がモチーフ
野獣の人間の姿は彫刻をモチーフにした
出典:Wikipedia
ベルの名前はニックネームだった
幼い頃から美しい子であったため、最初はベル・アンファン(一番かわいい子)と呼ばれ、大きくなってからも周りからラ・ベル(美女)と呼ばれていたので、それが彼女の名前代わりになっていました。
実は王家の娘だった
ヴィルヌーヴ版では実の父親ではなく、本人が知らない間に乳母の家で死んだ実娘と、悪い仙女から命を狙われていた王族の娘とが入れ替わっていたという設定になっており、ベルが実は王の父と仙女の母を持った王女だったということがラストで明かされます。
ひょっとしたらアニメ版でもこの設定は生きていて、実の親子ではないのだとすれば、ベルが父親とは似ても似つかないほど勇敢で聡明な娘なのも納得できるというものです。