▼「お前の居場所はない」
会社の場所は横浜の港湾関係
(写真はあくまでイメージです)
会社でミスをしたのは間違いなかったが、会議室で話し合いになった。すると「お前の居場所はない」と。
他への配置転換もないと。仕方がないので「せめて会社都合での退職にしてくれないか?」というと「自己都合だ」と言い張る部長。
▼この部長はパワハラで有名な人物でまわりからはかなりのバカといわれていた人物
この部長はパワハラで有名な人物でまわりからはかなりのバカといわれていた人物。
手本になるような優秀な人材でもなければ、むしろ邪魔な存在で、こいつがいない方が現場はスムーズにまわるという有様だった。
しかも「俺がいう事はいつも正しい」と根拠のない自信まである。話をしていると何かがおかしいという違和感を覚えた。
問題の部長は元々は元請けの人間ではっきりいって下請けに流された人間だ。しかも流された原因が労働基準監督署に怒られた件だ。
3週間ぶっ通しで働かせるは深夜2時3時まで仕事させるは超絶なブラック。
しかも下請けに流される理由は確実に左遷であるはずが、「せめて部長にしろ」だの無茶をいい出しなぜかその部長に昇進が通ってしまった。
横には課長もいたが「お前、バイトでもすりゃいいだろ」だのどうしようもないことを言い出す始末。
重大なミスをした訳でもなく配置転換などの可能性もなくクビとのこと。「それではこちらもミスがあったのは間違いないのでクビという事で結構です。ただし労働基準監督署には相談しますからね」というと「会社の法律に詳しいやつに確認したから安心しろ」という部長。
結論からいえば完全に労働基準法違反。一体誰に確認したのやら。間違いなく嘘。
▼スマホで労働基準監督署の電話番号を調べて、すぐに電話相談
ネットで労働基準監督署の電話番号を調べて、すぐに電話。労働基準法違反の疑いがあるとの事。
その日のうちに労働基準監督署へ行き相談。やはりこのままでは労働基準法違反。
とりあえず担当も付いて労働基準法違反という線で労働基準監督署とは話を進める。
会社のダメ課長から電話があったので労働基準法違反という事を伝える。
「だったら戻ってこい」だのいいだすが、「クビだのいってたけど仕事はどうなるのですか?」と聞き返せば「事務所の整理とか草むしりとか」だのどうしようもないことをいっているので、会社には戻らず労働基準法違反という線で進める。
▼労働基準法をまったく理解していないバカ部長
解雇しようとする場合少なくとも30日前に予告しなければならない。それができないなら金銭だ。
それをまったく知らなかったようだ。
しかもそれ以前から日曜も休日もなく3週間ぶっ通しや深夜2時や3時まで残業させていたのは前述の通り。
※ 解雇の予告 解雇予告手当
解雇の予告
使用者が労働者を解雇しようとする場合、少なくとも30日前に予告をしなければならない(20条1項)。解雇予告は、解雇日について何年何月何日というように特定しておかなければならない。
解雇予告手当
30日以上前に解雇を予告できない場合には、30日に不足する日数分の平均賃金を支払わなければならない(10日前に予告した場合は、20日分以上の平均賃金を支払う)。この不足する日数分の平均賃金の支払いを解雇予告手当という。解雇予告手当は労働基準法上の「賃金」ではないが、解雇の申渡しと同時に、賃金と同様通貨で直接支払わなければならない(昭和23.3.17基発464号)。
▼往生際が悪いブラック企業
労働基準監督署で手続きをして担当者もついた。
会社は口の利き方も知らないような礼儀知らずのヤンキー崩れの吹き溜まりでガラも悪く居心地も悪い。
会社も間違いなくブラックだから戻るつもりはない。
後は会社都合での退職で100パーセント満額の退職金と30日分の解雇予告手当の獲得を実現するだけだ。
会社は往生際が悪い。
法律で30日分と決まっているのに、最初出してきた条件は15日分の保証。
30日分の解雇予告手当の半分ということだ。値切ってきた訳だ。
とても労働基準法の30日分賃金保証には届かないから当然応じない。
次が年給が20日分あるから20日分と今日までの待機賃金。
時間の無駄だから渋々応じる事にした。
30日分の賃金に達しているかは微妙だが、達していなければこれも労働基準法違反。
結局、会社都合による退職で退職金100%と約30日分の賃金をを手に入れた。
あのバカ部長は1年やそこらで2回も労働基準監督署に怒られるという恥知らず。
しかも「会社の法律に詳しい人間に確認したから安心しろ」だの平気で嘘をつくレベルの低さ。
※ 会社都合になる条件
離職の直前3ヶ月間に連続して労働基準法・三六協定に基づき定める基準に規定する時間 (各月45時間) を超える時間外労働が行われたため離職した者
会社がいくら自己都合だの言い張っても毎月確実に50時間以上の残業があった。これだけで十分に会社都合による離職理由。
事業主が労働者の職種転換等に際して、当該労働者の職業生活の継続のために必要な配慮を行っていないことによる離職
職種転換も検討しないでクビだのバカ部長が言い張ったから、これだけでも会社都合による離職。
▼部長もバカなら会長もバカ
クビだのいいだしたのはバカの部長なのになぜか退職届けを出せという。
退職届には「会社の人員整理に伴い・・・」という話の流れにした。
とても一身上の都合によりとは書きたくもない。
(写真はイメージです)
いざ会社に退職届けを出せば会長が「なんだこれは!自己都合と書け!」だの無理な事をいう。
「それはできない」と拒否。
「じゃあこの話は終わりだ」と会長がいうから「それなら今すぐ労働基準監督署に電話するし今日中に労働基準監督署に行く」といえば「・・・じゃあ会社都合でいい」と会長が黙る。
会社都合の解雇に応じる様子を見せて、いざ本社に行けば自己都合による退職を迫る。
最初からこのつもりだったのだろうな。
バカ部長にバカ会長の似た者同士。さすがブラック企業。
(あくまでイメージです)
▼本社で会長が自己都合による退職を迫るから当然労働基準監督署に報告しました
本社で会長が自己都合による退職を迫るから当然労働基準監督署に報告。
「助成金はカットしてください。あんな会社に貴重な税金を使うことはない。」
これで助成金がカットされたかもしれないが、そんなのは自業自得。
会社の公式ウェブには会長の名前はない。解任されたのかも不明。
▼会社都合での解雇、それも不当解雇でパワハラ案件であれば助成金は当然もらえない
会社都合の解雇をしていませんか。
助成金は、雇入れ前後6カ月間に他の従業員を会社都合で解雇していると受給できないというものが多くあります。助成金では従業員の解雇は不利に働く可能性があります。
▼問題のバカ部長のその後 「退職金詐欺にあった」だのいいふらしていたらしい
その後、問題のバカ部長は「退職金詐欺にあった」だのいいふらしていたらしい。
最後まで救いようのないバカだった。
こんなレベルが低い人物を部長なんかにするとは会社のレベルも知れる。
その後、この件では会社は箝口令を出したようだ。少しは恥ずかしいという感覚はあるようだ。
しかしそれにしてもレベルが低い。
最近はネットで「会社名+最悪」で検索して何かしら出てくるようならまずブラック企業の可能性が高い。
もちろんこの会社も今ではひっかかる。
みなさんブラック企業には気をつけましょう。
▼ネット民の反応
長かったが読みやすかったけどな
武勇伝スレに書くべきだなこれ
中々面白かったけど
修羅場っつうよりスカッと系だな
▼労働基準法を知らないような会社関係者が実に多い
最近、ブラック企業とかが問題になっているからこういうドラマもありましたね。
日本テレビ「ダンダリン 労働基準監督官」(2013年10月期水曜ドラマ/主演:竹内結子)公式サイト。
▼労働問題の相談ダイヤル
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