▼RX-7などに搭載されたマツダのロータリーエンジン 1991年のルマン24時間では総合優勝
ロータリーエンジン(Rotary engine)とは、一般的なレシプロエンジンのような往復動機構による容積変化ではなく、回転動機構による容積変化を利用して、熱エネルギーを回転動力に変換して出力する原動機である。
マツダは市販車両で2ローターと3ローターを投入し、レースでは4ローターまでのエンジンを手掛けた。
787Bは、1991年のル・マン24時間レースにおいて総合優勝を果たした。これは日本メーカーにとって初の総合優勝であるほか、ロータリーエンジン車として初、レシプロエンジン以外でも初の総合優勝であり、まさに快挙と呼ぶにふさわしいものであった。なお、あまり知られていない事実として、カーボンブレーキ装着車として初めてル・マンを制した車種でもあった。
▼衝撃的だったRX-7の出現
1978年3月にロータリーエンジンをフロントミッドシップに搭載した2+2座のクーペスタイルが特徴の「サバンナRX-7(SA22C型)」が登場し、FC型、FD型とモデルチェンジを実施していきました。
RX-7の後継モデルとしては、2003年3月には次世代ロータリーエンジンを搭載した「RX-8」が登場します。
搭載されたロータリーエンジンはFD型と同じ13B型ですが、ポートやハウジングを含め、ほぼ新設計となる自然吸気型13B-MSP型エンジンを搭載し、最高出力250馬力、最大トルク22.0kgmを発生させていました。
出典:マツダは「ロータリーエンジン」をまだ生産してた!? なぜ「RX-8」終了から9年経っても13B型を継続する理由とは | くるまのニュース
▼RX-8の生産終了後もマツダのロータリーエンジンは製造されていた
2012年のRX-8生産終了から2022年で10年。その月日が流れるなかで2021年製の13B型ロータリーエンジンは世界に向けて生産されていました。
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マツダは13B型のロータリーエンジンを2021年でも生産しています。
現在もロータリーエンジンを生産しているのはマツダの本社(広島県)にあるマツダ第2パワートレイン製造部で、1973年から生産を続けています。
マツダがロータリーエンジンを継続生産している理由は、13B型の補修用部品と新品部品で組み上げたベアエンジン本体の供給のためだといいます。
2021年現在の生産体制は、新車製作時と変わらず同じ加工機械を10名の少人数で稼働しています。
この体制の元、毎月平均で200台から400台分のロータリーエンジン用の部品が世界の各市場に向けて出荷されているようで、仕向地により10種類のバリエーションが存在。
マツダでは、ロータリーエンジンの構成部品を部品毎にも取り扱っており、通称おにぎりとしても知られるローターは6万1303円。完成されたベアエンジン本体(ショートエンジン)は86万981円で販売されています。
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▼RX-8の生産終了後もマツダのロータリーエンジンは製造されていた・・・・・・ネット民の反応
とうことは、エンジンブローした個体もリビルトエンジン探さなくても新品に載せ替えられるのか。
これなら、7も8も手放さず直せるってこと?
こんな方法があるのか。
マツダ、エライ。
持ってないけど、将来に渡って実動車を残せるではないか。
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技術の継承という意味において、マツダのロータリーへの思い入れが伝わってきます!
メーカーとしての採算性を考慮すれば、間違いなく不採算部門ですが、一度技術の継承が途絶えてしまうと、復活させるのが非常に難しいことを理解した上での継続・・・
ロータリーエンジン搭載車を再び新車で発売するという熱意、これには驚かされます!!
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工程の維持費用が負担にならなければ良いが…と思ったけど、構造がシンプルだから少人数で回せるのかな。
ホンダはエンジンを見限ったけど、REも世界中にファンがいるはず。頑張って欲しい。
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当時、他のエンジンに比べ10万キロでオーバーホールが必要と言われていたロータリーエンジン
エンジン自体が寿命ではなくアペックスシールと呼ばれるロータリーのシールになるものでこれが消耗する
オーバーホールでこれを交換すればエンジンは生き返りますし更に数万キロは走れます。
一応にアペックスシールだけとは言えませんが…
ただMAZDAがロータリーの部品など生産を辞めてないとうい事はすごく嬉しいですね!
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ええ! 知らなかったです。というか、違った話を業者から聞かされていました。
これだったら、RX-8を処分するんじゃなかった。エンジンが調子悪かったんですよね。
もう修理できませんて、いったじゃんかぁあ。あーあ。
8は良い車だった。
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つまりは未だに新品のエンジンが買えるってことなんだな。
しかも10数名の職人が組み上げてるなんて素晴らしい!
こういう技術は絶やしてはいけない。
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ボチボチ13bも普通に使ってたらオーバーホール時期だからねぇ。
中古車価格も跳ねてるしまだまだエンジンは必要だね。
…ここのところ値段が倍くらいまで上がっててなかなか厳しい状態ではあるけどね。
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技術維持の為でしょそりゃ
中古車がある限り、ここの消耗品(エンジン丸ごと)はいくらでも売れるからな
職人いなくなったと思ってた
これは良いことだね
ロータリーエンジンのO/Hはディーラーレベルでは出来ないからリビルトエンジンとの載せ換えが前提だからね
市場にロータリー車が一定数流通している以上はマツダも生産を止めないよ
こういう旧車種のパーツを出してくれるのは本当にありがたい
メーカーによってはこういうのに熱心でなくて
こんなちっちぇ部品ひとつ手に入らなくて泣く泣く廃車にってことがあるから
改良点があるとすればアペックスシール耐性だけではなない
何しろローターが重すぎる。あとサイドハウジングの熱
これの材質を根本的に変えないと
▼ネット民の語るRX-7、RX-8の思い出
今から四半世紀以上前だが
若かった俺は一生懸命働いて貯金して
それを頭金にして1年落ちの新古車でFD3Sを購入した
乗ったのは約4年間ほどだが、
あの指数関数的に吹け上がるロータリーエンジンの最高の感覚は今でも覚えている
これだけは言える
あれは名車だった
FD3S再販しないかな
あの時は買えなかったけど、今なら買えるからw
燃費? そんなもん気にしないねー(^^)
俺もRX-8の最終型のスピリットRを新車で買って4年乗ったけど、燃費が悪い事以外は不満の無い素晴らしい車だったわ
理想的な前後重量配分が生み出すコーナリング性能の高さは格別だったよ
▼部品供給だけのためではなく転用を考えているからと推測するネット民も
基本的にロータリーエンジンはおむすび(ローター)が命。
ローターを加工出来る旋盤は3台程あったが→今や1台のみ現存。
熟練工でないとローターにバラツキが出て不良品になる。
ロータリーエンジンは水素エンジンに転用出来るので、未だに生産しているのが本当の所。
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部品供給だけのためならすごい話だけど、何か考えてるんでしょ?
内燃機関は不滅ですよねと言いたいところだけど、何か秘策があるんでしょうね。
爆発であれ、高圧空気であれ、ローターなのでロスなく回転運動になる。
ガソリンでも灯油でも使えるエンジンなので、膨張率が非常に大きな物質があれば燃料に使えそうな気がする。
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技術は一旦途絶えさせてしまうと、継承が難しくなるからな。
敗戦後、当分の間技術開発が全くできなかった航空機分野がその良い例。
減速加速を頻繁に行う為、エンジンの回転数が一定させられない結果、燃費が非常に悪くなる為、実用的な自動車のエンジンとしては“失格”の烙印を押されてしまったが、一定の回転数での恒速運転ならそれが改善でき、円運動から円運動でエネルギーの伝達ロスが少ないのと、燃焼させる燃料対応の柔軟性があるのが、ロータリーエンジンの利点。
あくまで噂だが、トヨタがマツダに“対応”の条件での提携をもう押入れた背景には、章男社長がロータリーエンジンの技術が欲しかったという理由もあるらしい。
ロータリーエンジンを小型化して、水素等のクリーンエネルギーを使用した発電用のエンジンという選択肢を考えているというお話しも。
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