■長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が噴火
御嶽山(おんたけさん)
27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火
御嶽山の場所
気象庁は「火口周辺警報」を発表して噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140927/k10014925281000.html
※5段階中
噴火警戒レベル 資料
■負傷者や逃げ遅れた登山者の状況
長野県の地元消防や岐阜県警によると、28日午前0時現在、計12人が重傷を負っている。
出典:http://www.yomiuri.co.jp/national/20140927-OYT1T50102.html
紅葉シーズンと重なり、山頂周辺には登山客ら計約250人がいたとみられる。多くの人は噴火後に下山したが、27日夜の時点で、四つの山小屋に計37人が取り残されているという。
出典:http://www.yomiuri.co.jp/national/20140927-OYT1T50102.html
■気象庁も今回の噴火予測できず
気象庁:地震火山部・北川貞之課長
御嶽山の噴火は2007年にごく小規模な噴火が発生して以来、7年ぶり。
気象庁の北川貞之・火山課長は27日の記者会見で、御嶽山の噴火を巡り「事前に情報を発表できなかったという意味で予知ができなかった」と話した。
気象庁は山頂の火口から4キロ程度の範囲では噴石などに警戒が必要だとして、長野県の王滝村や木曽町、岐阜県の高山市と下呂市では火口周辺の入山規制を行うなど、警戒するよう呼びかけています
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140927/t10014923031000.html
■噴火の種類は水蒸気噴火。噴火収束の判断は難しいのが現状
東京大学の荒牧重雄名誉教授は、「噴火の形態には、マグマが直接噴出するマグマ噴火と、地下水がマグマによって熱せられて起きる水蒸気噴火の2種類があるが、今回の噴火は噴煙の色などから水蒸気噴火に近く、昭和54年の噴火と似ているのではないか」と指摘
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140927/k10014926931000.html
今後の噴火活動については「短期的には収まっていく。ただ収まるとき、時々爆発があるかもしれない」としています。今回の噴火が地下のマグマの活動を伴うものかはまだ定かではないということです。
■噴火直後の現地の様子が動画やTwitter、逃げ延びた登山者の口などから語られた
御嶽山 噴火! Ontake Eruption original
出典元:YouTube
動画の撮影者の方々はなんとか逃げ延びることができたみたいです。
○「もうダメだ…」山岳ガイド女性
命からがら下山した山岳ガイドの小川さゆりさん。
午前11時40分ごろ頂上に到達し、火口を回る「おはち巡り」をしていたところ、突然「ドカン」と大きな音がした。
出典:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092721090018-n1.htm
驚いて音がした方向を向くと、石を空中に飛ばしながら、一気に煙が噴き出していた。まもなく強い硫黄臭が漂い、嘔吐する登山客もいた。
まもなく、もう一度「ドカン」という音が鳴り、今度は軽トラック大の石が飛んでくるようになった。黒い雨が降り始め、雷も鳴った。灰はひざ上まで積もった。「もうダメだ」。そう思った。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140927-00000562-san-soci
噴火当時、頂上には50人ぐらいの登山客がおり、女性4人組のグループの1人は、飛んできた石が左足に当たり、骨折してパニックになっていた。「救助してあげたかったが、どうにもできなかった」
出典:http://blog.livedoor.jp/eleking0620-urausagijima/archives/13617010.html
噴火の勢いが弱まったのを見計らって普段通らないようなルートを突っ切り、なんとか逃げ延びたそうです。
○「子供に遺書のメールを送った」愛知県出身女性
「生きて帰れないかもしれない」。山頂付近の山小屋に避難した愛知県春日井市の熊田純子さん(45)は、断続的に爆発音が鳴り響く中、母親や2人の子供宛ての遺書をメールで送った。
出典:http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140927/Jiji_20140927X058.html
小屋には絶えず噴石が降り注いでいたといい、「思い出しただけでも体が震える。命拾いをした」と目を潤ませた。
○「まるで地獄」名古屋市出身夫妻
紅葉が美しかった視界は一瞬で真っ暗になった。「地獄のようだった」。
出典:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140928/dst14092801130003-n1.htm
「自分の手も見えないくらい暗くて、滑落すると危険だからと、みんなでしゃがんだら、しめって500円玉ぐらいの大きさにくっついた噴石のかたまりが打ち付けるように降り始めた。風は強くて、灰が待ってるから目も開けられず、硫黄の臭いも充満していた。呼吸したら死んでしまうのかもと気が気じゃなかった」
温風と冷風が交互に襲い、「このまま溶岩が流れてきて死ぬのかな」と思ったという。「『バーン、バーン、バーン』という音がして、雷が光っているのが暗闇でも見えた。本当に地獄のようだった。
出典:【御嶽山噴火】「地獄のようだった」「このまま死ぬのかな」 恐怖語る登山客 - 産経ニュース
20分後にあたりが少し明るくなったのを見計らい何とか下山できたそうです。「後30分山頂に着くのが遅かったら…ゾっとする」とも話していたそうです。
■「連絡が取れない」不安で眠れない登山者家族
長野県王滝村役場には27日夜、静岡市駿河区の女性(73)が、御嶽山に登った娘夫婦の安否確認のため駆けつけた
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140928-00000002-mai-soci
同日正午過ぎに娘から電話があった。「やばい、やばい。山が噴火しちゃった。石が転がってくる」。娘はそう話すと、電話が切れた。その後、電話が通じない。「情報が欲しくてここまで来たのだが……」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140928-00000002-mai-soci