◆公共の場が「老人vs若者」で一触即発になったエピソード。ある10代の女子大生が体験した電車内での出来事です。
「大きなお腹の妊婦さんが優先席に座っていた。」
そこにあとから乗ってきたおばあさんが『臨月近いんでしょ、座ってたらお産が重くなるよ』と声をかけた。
妊婦さんは『立ってると辛いんで……』と応えた。
『そんなんじゃ元気な子を産めないわよ!』と妊婦さんを一喝。
◆この光景を目撃した女子大生は、、、
この女子大生は自分が座っていた席を妊婦に譲り、高齢女性に対して「自分が座りたかっただけじゃないんですか」と噛みついた。
すると隣の関係ない高齢男性から「お年寄りにその言い方はなんだ!」と横槍が入った。
別のサラリーマン風男性が「いや、この子がいっていることは間違ってない」と返した。
車内が緊迫した雰囲気になった。
◆かつて、眉をひそめるのは老人が若者に対して、と相場は決まっていたが、最近の我が国では若者が老人に眉をひそめるケースが増えているという。
社会学者で甲南大学准教授の阿部真大氏はこう指摘する。
甲南大学准教授の阿部真大氏
阿部 真大(あべ まさひろ、1976年 - )は、日本の社会学者。甲南大学文学部准教授。専門は労働社会学、家族社会学、社会調査論。
岐阜県岐阜市生まれ。1995年、岐阜県立岐阜高等学校卒業。東京大学文学部行動文化学科社会学専攻卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得満期退学。甲南大学文学部専任講師を経て現在、同准教授。専攻は労働社会学・家族社会学・福祉社会論。
「戦後の厳しい時代をくぐりぬけてきた世代と、今の若い人とは価値観が違って当然。」
『私が妊婦だったときはこうだった』『自分はお年寄りを大切にしてきた』という思いがあるから、シニアが若い人とコミュニケーションをとると、そのギャップにストレスを感じることになる。
「それがいわば被害者意識を増大させ、『弱い立場なんだから、ちょっとくらいいいじゃないか』『先輩のいうことは聞くべき』という感情になって、品格を欠いた発言をしてしまうのでしょう」
◆この記事にネットの声は、、、
情けは人の為ならず、妊婦さんの為にならないから心を鬼にして立たせたんだろうなって,情けは人の為ならず、巡り巡って自分の元へとは絶対考えてないなっ。
世の中ってのは、突き詰めていくと若者vs老人なんだよな、ほとんどのことが、、
昔の年寄りは長生きした分知恵袋として重宝されてきた経緯があってお年寄りを大切にっていう風になったわけで今の時代にお年寄りを大切にしなきゃいけない要素は欠片も無いわ
ただただ不愉快なエピソード 。こういうのって俺らが知らないだけでいたるところに転がってるんだろうな 。
若い世代馬鹿にしてんのか? 老人を罵倒するのではなく無法者を罵倒するに決まってるだろ
この場合お年寄りと妊婦ならどちらが弱者度が上になるんだ? 俺的には足腰が弱い高齢者だと思うんだけど 。
インド人なんか屋根に乗ってるのに。
熱出てフラフラになってたら80ぐらいのお婆さんが席譲ってくれた事あったわ。申し訳無かったけど本当に駄目な時だったから助かった。背も低くて歳だけど足腰シャンとしたお婆さんだった。そういう経験があれば、また自分も譲ろうという気になるかもね。
昔の年寄りは、席を譲られたら 「まだ若いモンより元気だ」って怒ってたよね
混み混みの電車内で、こどもをベビーカーに座らせて父母が優先席に座ってる家族。目の前には老人多数。奥さんが妊婦さんかちょっとわからないけど、ご主人も足が悪いとかあるのかわかんないけど、なんだかモヤモヤ…
電車でやたら座ることを拒むやついるけど、老人とか妊婦とかいて席開けるとかの理由ならいいことだと思うんだけど、ガラガラなのに扉付近に突っ立ってるのがどれだけ邪魔か彼らは気づいてるのだろうか
電車の中で年配の方に席を譲ることが緊張するので、目を閉じることはよくあるが、元気そうな老人にはあえて席を譲らず、負荷をかけてトレーニングさせているのだと無理やり自分を納得させることもある
◆こんな事件も事例も発生。優先席トラブルで電車運行妨害39回 61歳の男逮捕
相鉄線のホームで電車のドアが閉まるのを妨害したとして、旭署は7日、威力業務妨害の疑いで、横浜市保土ケ谷区仏向町、アルバイトの男(61)を逮捕した。
相模鉄道によると、男は昨年4月から11月までの間、健常者の若者が座るなど優先席の使用方法をめぐって乗客とトラブルとなり、電車とホームの間にまたがったり、車内や駅の非常停止装置を押したりして電車の運行を妨害する行為を計39回繰り返していた。
逮捕容疑は、昨年12月19日午前11時40分ごろから同45分ごろまでの間、相鉄線二俣川駅に停車中の上り快速電車のドア付近とホームの間にまたがり、電車の運行を妨害した、としている。同署の調べに対し、男は「間違いない」と供述、容疑を認めている。
同署によると男は、同社が携帯電話の使用を自粛するよう求めている優先席付近で、スマートフォンを使っていた乗客の女性に対し、「降りろ」と注意。女性が応じなかったため、ドアが閉まらないようにした。影響で同電車は4分遅れた。
同社は昨年11月1日、運行妨害を繰り返していた男を厳重注意。同12月2日には沿線の旭、保土ケ谷、大和の各署に相談していた。