◆1月14日 新年恒例の「歌会始の儀」が行われた。
新春恒例の宮中行事である「歌会始(うたかいはじめ)の儀」が14日、皇居・宮殿であり、天皇、皇后両陛下や皇族方が詠まれた歌が披露された。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
佳子さま、歌会始の儀に初出席 「本」を題に短歌を(15/01/14)
出典元:YouTube
◆宮中「歌会始(うたかいはじめ)の儀」ってどんな行事?
天皇、皇后両陛下、皇族方が出席されて行われた「歌会始の儀」
万葉集に記録がり、宮中では既に奈良時代から行われていた。
歌会始(うたかいはじめ)は、和歌(短歌)を披露しあう「歌会」で、その年の始めに行う。現在では、年頭に行われる宮中での「歌会始の儀」が特に有名。
昭和22年(1947年)より、現在のように皇族のみならず国民からも和歌を募集し、在野の著名な歌人(選者)に委嘱して選歌の選考がなされるようになった。
広く一般の詠進を求めるため,「お題」は平易なものとされた。
1950年頃の「宮中歌会始」
◆上流社会の行事から国民も参加できる行事に
上流社会の行事から一般の国民が参加できる文化行事へと変化を遂げ、現在では、テレビ放映も行なわれている。
【ここ10年のお題】
平成17年(2005年)歩み 平成18年(2006年)笑み 平成19年(2007年)月
平成20年(2008年)火 平成21年(2009年)生 平成22年(2010年)光
平成23年(2011年)葉 平成24年(2012年)岸 平成25年(2013年)立
平成26年(2014年)静
応募された詠進歌の中から選者によって選出された「選歌」の詠進者は皇居に招聘され、宮殿松の間における歌会始の儀にて詠進歌が披講(=読み上げること。披講は綾小路流で行われる。)される他、官報の皇室事項欄及び新聞等にも掲載される。
「歌会始の儀」で朗詠を聞く最年少入選者の小林理央さん
◆今年のお題は「本」
今年のお題は「本」で、天皇、皇后両陛下と皇族方のお歌のほか、一般応募の2万861首(選考対象)のなかから入選した10人の歌などが、古式ゆかしい独特の節回しで披露。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000520-san-soci
天皇陛下のお招きで歌を詠む召人(めしうど)は歌人で短歌結社「水甕」代表の春日真木子さん(88)が務めた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000520-san-soci
春日 真木子(かすが まきこ)
春日 真木子(かすが まきこ、1926年2月26日 - )は、歌人。歌誌『水甕』代表。尾上柴舟系の歌誌の親睦団体「柴舟会」会長。鹿児島県鹿児島市生まれ。父は歌人・松田常憲。父の指導で短歌を始め、1955年に歌誌『水甕』に参加。1958年から1972年まで札幌市や苫小牧市に在住。1975年より編集委員、のち発行人、2003年代表。1957年、水甕新人賞受賞。2005年、『竹酔日』で第41回短歌研究賞。娘の春日いづみ(1949年- )も歌人。
◆昨年12月に成年皇族となった秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまも初めて出席
「歌会始の儀」に出席された秋篠宮家の次女佳子さま
皇居・宮殿「松の間」で
佳子さまは「弟に本読み聞かせゐたる夜は旅する母を思ひてねむる」と詠まれた。
出典:Yahoo!ニュース
ご両親が外国訪問などでいない夜に、弟の悠仁さまに本の読み聞かせをして母を思い出す様子を詠まれた歌だ。
出典:Yahoo!ニュース
悠仁親王(ひさひとしんのう)
悠仁親王(ひさひとしんのう、2006年(平成18年)9月6日 - )は、日本の皇族。秋篠宮文仁親王と同妃紀子の第一男子。身位は親王。皇室典範に定める敬称は殿下。お印は高野槇。皇位継承順位第3位。今上天皇の孫にあたり、姉に眞子内親王と佳子内親王がいる。
秋篠宮一家の様子
2011年11月3日に悠仁さまの「着袴(ちゃっこ)の儀」と「深曽木(ふかそぎ)の儀」が東京・元赤坂の赤坂東邸で行われました。
◆天皇、皇后両陛下や皇族方が詠まれた歌が披露された
天皇陛下「夕やみのせまる田に入り稔りたる稲の根本に鎌をあてがふ」
秋の夕闇が迫る中、皇居内の水田で稲刈りをしている情景を詠んだ。
皇后さま「来(こ)し方(かた)に本とふ文(ふみ)の林ありてその下陰に幾度(いくど)いこひし」
皇后さまは林の木陰で憩うように幾度となく本で安らぎを得てきたことを思い、本への親しみと感謝を歌にした。
皇太子妃雅子さま「恩師より贈られし本ひもとけば若き学びの日々のなつかし」
雅子さまは英国オックスフォード大大学院生時代の恩師の著書を読み、学生生活を懐かしく思い出したことを詠まれた。
秋篠宮さま「年久(としひさ)しく風月(ふげつ)の移ろひ見続けし一本の巨樹に思ひ巡らす」
秋篠宮妃紀子さま 「日系の若人かたりぬ日本へのあつき思ひと移民の暮らしを」
◆一般人の入選作品10作(年齢順)です。どの作品も難関を突破しただけあって素晴らしいです。
一般からもおよそ2万1000首の応募があり、そのうち難関を突破した10人の和歌が両陛下の前で披露。
出典:Yahoo!ニュース
新潟県 吉楽正雄さん(77):おさがりの本を持つ子はもたぬ子に見せて戦後の授業はじまる
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
長野県 木下瑜美子さん(72):大雪を片寄せ片寄せ一本の道を開けたり世と繋がりぬ
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
千葉県 平井敬子さん(59):「あったよねこの本うちに」流された家の子が言ふ移動図書館
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
埼玉県 森中香織さん(58):本棚に百科事典の揃ひし日に父の戦後は不意に終はりぬ
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
岡山県、中川真望子さん(17):暑い夏坂を下ればあの本のあの子みたいに君はゐるのか
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000041-mai-soci
◆佳子さま人気で、例年以上に「皇室行事」に注目が集まってます。
「弟に…」歌会始の儀、佳子さま初の出席
歌会始は14日午前10時半から始まり、天皇・皇后両陛下や皇族方、約2万1000首の一般公募から選ばれた10人も出席
t.co/AvkksYOk36
なんという倍率((((;゚Д゚)))) 選ばれたらお祝いしなきゃ
「弟に本読み聞かせゐたる夜は旅する母を思ひてねむる」と、秋篠宮家の佳子さまは、皇居での宮中行事「歌会始の儀」の今年のお題「本」を詠まれた。家族愛にあふれた佳い(よい)お歌ですね。 #佳子さま
歌会始の儀 お題は「本」 t.co/k0V8aBlb7N 佳子さまヘアスタイル、可愛いらしすぎ♪ 「弟に本読み聞かせゐたる夜は 旅する母を思ひてねむる」 お歌も愛らしい~♪
歌会始のことを今年はすっかり忘れていた…。新聞とってないから忘れがち。というわけで今読む。皇族の中では佳子さまの歌が好き。選者では永田さんと内藤さんの歌が好き。