◆なにこのアザラシ…可愛いんだけど!
ひょこっ
もこもこやん…
お目目がめっちゃくりくり…
◆その正体は南極の海岸に生息する「カニクイアザラシ」
カニクイアザラシ
カニクイアザラシ(Lobodon carcinophagus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)アザラシ科カニクイアザラシ属に分類されるアザラシ。
体形は細長い。全身は淡灰色の体毛で被われる。
最大体長2.7m、体重300kgにまで達する南極海固有のアザラシ。
出典:展示解説:南極海のタコ類
海洋や流氷の上などに生息する。
群れは形成せず、単独で生活する。
アザラシの中では1番個体数が多い。シャチやヒョウアザラシが天敵。
出典元:YouTube
動画で見ると、その優しい表情に癒されます。
◆この癒しの表情を見せるカニクイアザラシ。実は意外な一面を持っていた…
歯が怖い…???
こんな愛くるしい顔してるのに…
ん???
ひょぇーーー!!!
ホントだった。。
まるでエイリアンを連想するような、凶悪なこの歯。
こんなエイリアンのような歯を隠し持っているなんて想像もつかない…
◆さらに意外な事実が!「カニクイ」なのに…
この奇怪な歯は、名前の通りカニを食べるため……と思いきや、カニは食べないそうです。
カニ食べないのかよ…
主にオキアミを食べます。
エビに似た姿の「オキアミ」とは?
オキアミとは甲殻類,軟甲亜綱,オキアミ目オキアミ科に 属する一群で,体型はエビ類,アミ類に似ているが,エビの仲間ではない。クジラ等の餌になる。
このカニクイアザラシの歯のすき間は、飲みこんだ海水に含まれるオキアミを濾し取るのに適しているそう。
名前の由来は、生時、口周辺が赤色をしており、そのため、カニを食べているように見えることから名付けられた。
出典:展示解説:南極海のタコ類