活躍する年と駄目な年が交互に訪れるピッチャーのことを俗に隔年投手と呼びます。
これは、活躍する年は酷使されたり、1年を通してローテーションを守る事によって疲労が溜まり、結果として次の年に不振に陥り、その事により出番の減少及び2軍での調整で1年を終え、疲労が回復して、次の年に活躍、以下ループ。という状態です。
杉内俊哉
福岡ダイエーホークス
福岡ソフトバンクホークス (2002 - 2011)
読売ジャイアンツ (2012 - )
◎【隔年投手】の代表といえば、かつての杉内俊哉投手でした
プロ入り6年目まで成績の良いシーズンと悪いシーズンの差が顕著で、それが交互に訪れたため、「隔年エース」と呼ばれることがあった
2002年-2勝
2003年-10勝
2004年-2勝
2005年-18勝
2006年-7勝
2007年-15勝
◎本人も意識しているようで… 2008年の10勝目に…
「隔年、隔年てみんなが言うからさ。早く(10勝に)乗せたいよ」。普段はおとなしい性格の男が自虐ネタにするほど、この日の1勝を心の底から喜んだ。
◎2008年より脱・隔年投手!!
2008年-10勝
2009年-15勝
2010年-16勝
2011年-8勝
2012年-12勝
2013年-11勝
◎この方も【変則・隔年投手】
川上憲伸
中日ドラゴンズ (1998 - 2008)
アトランタ・ブレーブス (2009 - 2010)
中日ドラゴンズ (2012 - )
1998年-14勝
1999年-8勝
2000年-2勝
2001年-6勝
2002年-12勝
2003年-4勝
2004年-17勝
2005年-11勝
2006年-17勝
2007年-12勝
2008年-9勝
2009年-7勝
2010年-1勝
2012年-3勝
2013年-1勝
◎もちろん、【隔年投手】は大リーグにもいました
ブレット・セイバーヘイゲン
サイ・ヤング賞 2回:1985年, 1989年
最多勝利 1回:1989年
最優秀防御率 1回:1989年
ゴールドグラブ賞 1回:1989年
MLBオールスターゲーム選出 3回:1987年, 1990年, 1994年
カムバック賞 2回:1987年, 1998年
ワールドシリーズMVP 1回:1985年
ベーブ・ルース賞1回:1985年
1984年-10勝
1985年-20勝
1986年-7勝
1987年-18勝
1988年-14勝
1989年-23勝
1990年-5勝
1991年-13勝
1992年-7勝
1993年-7勝
1994年-14勝
1995年-7勝
1996年-0勝
1997年-0勝
1998年-15勝
1999年-10勝
2001年-1勝
◎【隔年野手】もあるそうです
今江敏晃
千葉ロッテマリーンズ (2002 - )
打率
2002年 .200
2003年 .333
2004年 .257
2005年 .310
2006年 .267
2007年 .249
2008年 .309
2009年 .247
2010年 .331
2011年 .269
2012年 .253
2013年 .325
◎実は楽天・田中にも【隔年投手】の疑いがかけられています
「来季のマー君にあまり期待できないと考えている(米国)球団もある。彼は“隔年エース”だからね」。セ・リーグ関係者が声をひそめる。
田中将大
東北楽天ゴールデンイーグルス (2007 - )
2007年-11勝
2008年-9勝
2009年-15勝
2010年-11勝
2011年-19勝
2012年-10勝
2013年-24勝
◎田中を安く買いたたきたいMLBの陰謀か
活躍した翌年は成績が落ちる傾向だ。谷間の年も一流といえる数字を残してはいるが「“外れ”の年を日本側で過ごさせて、成績の落ちた来オフに少しでも安く買いたたこうと考えているのだろう」と前出関係者。
◎酷使し過ぎたポストシーズン
田中は日本シリーズ第6戦で160球を投げて完投しながら今年初黒星を喫した。そして、翌日の第7戦にも9回に登板して15球を投げてセーブを挙げ、日本一の胴上げ投手になっている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131113-00010001-fullcount-base
◎【隔年投手】云々を差し置いても、来年はマー君の体が心配です。
マー君の“登板過多”は、やはり米球界の心配の種のようだ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131113-00010001-fullcount-base