◎ auのCMで桐谷健太が歌う「海の声」
テレビCMを見たことがある人ならばご存じだろうが、浦島太郎が乙姫を想い切なく歌い上げるのが『海の声』だ。
1テイク目を終えた瞬間に、スタッフから一斉に拍手が起こり、その後も約5時間かけてレコーディングされた『海の声』は、まさかに力作中の力作といえる。
「海の声」 フルver. / 浦島太郎(桐谷健太) 【公式】
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桐谷さんは、実際に歌いながら沖縄の弦楽器・三線(さんしん)を演奏したというから驚きだ。
◎作曲は沖縄県石垣市出身のBEGIN
「海の声」は、「涙そうそう」や「恋しくて」などの名曲を世に送り続ける「BEGIN」が、本CMのために作曲したオリジナル楽曲。
BEGIN
比嘉栄昇(ボーカル・ギター)
島袋優(ギター・コーラス)
上地等(電子ピアノ・コーラス)
◎琉球音階(沖縄音階)を使った楽曲
沖縄音階とも言われ、レとラを除いたド・ミ・ファ・ソ・シ・ドで構成されている。
ラはまず出てきませんが、レは経過音としてたまに出てくることがあります。
◎レラ抜きを使うと沖縄っぽい曲が作れる?
この琉球音階というスケールを踏襲するだけで、あたかも沖縄の音楽かのようになってしまうことですね。
楽器かシーケンサで「ドミファソシド」と音階を鳴らしてみて下さい。これが沖縄音階ですね。この並びの音を主に使えば沖縄っぽい曲ができますよ。
◎THE BOOMの「島唄 」も琉球音階
THE BOOMは1992年1月22日発売のアルバム「思春期」で三線や琉球音階など沖縄音楽の要素を取り入れた「島唄」を発表。
THE BOOM 島唄 PV 20周年記念 ver
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◎一部琉球音階でない部分がある
曲の途中で、沖縄音階でない、日本のヨナ抜き音階(ドレミソラド)が出現する箇所があります。
◎「ウージの森で千代にさよなら」の部分
「ウージの森で千代にさよなら」という歌詞は、ガマでの集団自死の悲劇を暗示します。旋律は沖縄音階を基調にしましたが、この「ウージ」の部分だけは日本的な音階に戻しました。
◎この部分は琉球音階で歌えなかったと語るボーカル宮沢
「彼らを死に追いやったのは、当時の日本の軍事教育。沖縄音階では歌えない」
出典:http://japan.digitaldj-network.com/archives/51665247.html
宮沢和史
THE BOOM ボーカル
「沖縄戦があったことは知っていたが、集団自決やひめゆり学徒隊などのことを知らなかった。その無知だったことに対する怒りや、当時の軍事下の教育に対する疑問みたいなもので怒りがこみ上げて、地下のガマに残っている皆さんの魂を空に解放したいなみたいな思いがあって、東京で『島唄』を作った」
本土の人間が沖縄の音楽に手を伸ばすわけですからね。そこには当然迷いましたけど、僕はやっぱり純粋に沖縄音楽が大好きだったから…
◎BEGINの比嘉栄昇はTHE BOOMの「島唄」について
BEGINの比嘉栄昇はTHE BOOMの「島唄」について、「BOOMさんの『島唄』は画期的だった。それまでは沖縄のミュージシャンは本土でどう歌えばよいか分からず、本土のミュージシャンも沖縄で歌うのは遠慮があった。その橋渡しをポンとしてくれたのがBOOMさんの『島唄』です。ありがたかった」と述べている。
◎心安らぐ旋律…沖縄音階
◎BEGINの名曲「島人ぬ宝」
BEGIN/島人ぬ宝
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◎琉球音階は特に意識していないBEGlNの比嘉栄昇
石垣島出身のBEGlNのポーカル、比嘉栄昇さんに話を聞いたときも「僕はレラ抜き(琉球音階)を信用していないんです。自然にレラ抜きになることはあっても、意識的には使いません」と言っていました。
比嘉栄昇
◎実は自由な音楽性のBEGlN
彼らの音楽性はローカル性に根差しつつも、もっともっと驚くほどに自由なものだ。
沖縄音階のナンバーや歌謡曲テイストの楽曲に加え、ざっと並べただけでもハワイアン、カントリー、ニューオーリンズR&B、ラグタイム、サンバ、カリプソ……と世界各地で生まれたさまざまなリズムや音色が、本当に伸びやかにすべての曲のなかで溶け合って、活き活きと息づいている
◎ニューアルバムで「海の声」のセルフカバーするBEGlN
既に多数の問い合わせを受けているという、auのテレビCMで桐谷健太扮する浦島太郎が歌う「海の声」のセルフカバー。
聞きたいなぁ^_^
BEGIN、ニューALにはauのCMで桐谷健太扮する浦島太郎が歌う「海の声」 セルフカバーも t.co/8rD1sMzZoI #Yahooニュース