◎雪国ではなぜ鉄道ダイヤは乱れないの?
北海道や北陸などの豪雪地帯では、大雪が降ってもほとんどダイヤも乱れずに通常通りの運行を続けている。
"@_Aserola: 新潟はこれでも電車動くんだぞ https://t.co/Sd4lQh7a4F" Σ(・ω・ノ)ノ流石は雪国
takelog / WATANABE, Takeo@takelog
これでこそ雪国仕様。 RT @tumayouzi_s: 本日雪で関東各所の電車列車が乱れていますが、ありし特急はくたかの、新潟支社のヤケクソが引き起こした力走をご覧ください。 https://t.co/3PAXjTsvVh
◎雪国と都会、根本的な違いは運行の本数
根本的な違いとは、運行の本数です。豪雪地帯はもともと列車の運行本数が極めて少なく、1時間に1本程度のところばかり。
万が一ブレーキの効きが悪くなっても、駅に先行列車がいるような自体は考えられないので衝突の危険がない。
◎ダイヤにゆとりがあるのでラッセル車が活躍!
車両の前方に排雪板(ブレード)を装着し、進行方向の片側もしくは両側に雪を掻き分ける。
◎都会の日中では過密ダイヤのため、ラッセル車は不可能
運行ダイヤが過密な首都圏では、もちろんラッセル車を走らせることは不可能。
◎線路のポイントの凍結を防ぐことも大切
線路の分岐部分で、列車の進行方向を切り替える「ポイント(分岐器)」。その可動部分に雪や氷が詰まるとポイントが正常に動作せず、列車の進行方向を切り替えられなくなる「ポイント不転換」が発生します。
ボイラー式、ポイント融雪機。
すんごい勢いでボイラー焚いてた。
北国の鉄道の過酷さをちょっと知った。
#編成写真じゃない鉄道写真 https://t.co/SUSThRGzLo
◎都会の複雑な路線には対策が追いつかず…
豪雪地帯は駅前後のわずかなポイントに融雪装置を設置すれば問題ないが、首都圏の場合は実に3900台ものポイントに対策を講じなければならない。
JR東日本ではポイント部分の電気融雪装置を新たに700台増備するなどの対策を打ち出している。
◎その他にも雪国列車にはさまざまな工夫が…
列車にも前方に積もった雪を排雪するスノウブラウを設置している。
北陸新幹線
◎耐雪ブレーキで事故を防ぐ!
雪が降ると、レールと車輪の間の摩擦が低下してブレーキ力が落ちるだけではなく、制輪子やブレーキパッドと車輪・ディスクとの間に雪が入り込んで凍結し、ブレーキが効きにくくなることがあり、大事故につながる恐れがある。
これを防ぐために、運転台にあるスイッチを操作することで常時弱くブレーキをかけた状態にして、制輪子を車輪に当てたままにしておく。
◎雪国では鉄道は住民にとって最後の足
豪雪時は車が使えなくなりますから、鉄道は住民にとって最後の足になります。鉄道の運行は、よほどのことがない限り止めることはできないため、万全の対策を取っているのです
仮に雪で電車が止まってくれれば学校が休みになるかもしれないけど新潟はこれでも電車が動くからね……そういうとこで雪国の力を見せなくていい…… https://t.co/fhIGjxAhnf