◎ヤマハ、会員制リゾート施設「つま恋」を今年末で閉鎖
ヤマハリゾートつま恋
橘為仲が小夜の中山(掛川市内で、つま恋から直線距離で約6km北東にある)で詠んだ和歌『たびねする 小夜の中山さよ中に 鹿ぞ鳴くなる 妻や恋しき』(風雅和歌集に入集)の歌から名付けられた。
子会社の「ヤマハリゾート」が運営していたが、近年は利用者の減少で年間数億円の赤字が続いていたという。
◎会員制滞在型リゾートとして1974年にオープンした「つま恋」
つま恋は、宿泊や音楽の施設を備えた会員制滞在型リゾートとして1974年にオープン。
◎吉田拓郎、かぐや姫のコンサートで有名に!
翌75年、吉田拓郎さんとフォークグループ「かぐや姫」が6万5000人を動員したオールナイト野外コンサートで有名となった。
つま恋ライブ
吉田拓郎(70)と、南こうせつ(67)が率いる「かぐや姫」による日本初の野外オールナイトライブ。当時としては破格の規模だった7万人(警察発表)を動員。地平線まで広がる聴衆の「ウォーッ!」という大歓声が会場に響く中、拓郎の「朝までやるよ!」のあいさつで開幕。拓郎が59曲、かぐや姫が26曲を熱唱。ゲストも含め一晩で計109曲が歌われた
◎そして、プロミュージシャンへの登竜門の「ポプコン」会場に!
74~86年には音楽イベント「ヤマハポピュラーソングコンテスト」、通称「ポプコン」の会場として使われた。
コンテストの草分け的存在が「ポプコン」こと「ヤマハポピュラーソングコンテスト」だ。
ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)
ヤマハ音楽振興会の主催で1969年から1986年まで行われたフォーク、ポップス、ロックの音楽コンテストである。略称「ポプコン」(POPCONとも)。後に年2回開かれるようになった。グランプリ優勝者には自動的にレコードデビューが約束され、世界歌謡祭の出場資格を得ることが出来た。もともと第5回まではプロを対象にしたコンテストで、アマチュア向けのプロへの登龍門として開催されるようになったのは第6回からである。
1969年にアマチュアのための作曲コンクールとして始まり、1977年に世良公則&ツイストがグランプリを獲得して以降はロック系の楽曲も増え、スターへの登竜門として華々しくなっていく。
実際、このコンテストから世に出たアーティストは、井上陽水、佐野元春、長渕剛、世良公則、玉置浩二、中島みゆき……、数え切れないほどの実力派ミュージシャンぞろい。まさに1970~80年代中盤の日本の音楽を支えたコンテストと言っても過言ではないだろう。
中島みゆき
「第9回ポプコン」に「傷ついた翼」が入賞
長渕剛
「第12回ポプコン」に「雨の嵐山」入賞
CHAGE and ASKA
「第16回ポプコン」に「流恋情歌」入賞
「第17回ポプコン」に「ひとり咲き」入賞
1970年代のニューミュージック全盛期に注目を集めたが、1980年代のバンドブーム、J-POPへの移行とともにこの名称での大会は終了。
◎その後も野外イベントで使用される「つま恋」、みんなの思い出…
yako@アリエール(c)&お母さん(k)@yako0618
@chageshu 浴衣着て、雨でびしょ濡れになったつま恋でのCAライブ、30年前くらいかな❓忘れられません… #chagekimi
昨日つま恋閉鎖のニュース見たからか、ポルノ丸のことばかり思い出す。あの辺で聞いたワンモアタイムとかグッバイサマーとかをまた聞きたい。野外ライブで。
◎「つま恋」はフォーク界の聖地からJポップ界の聖地へ…
05~12年まで開催された「ap bank fes」は環境問題がテーマで、桑田佳祐(60)ら多くのトップミュージシャンが出演した。
ap bank fes
Bank Band:小林武史(キーボード)、櫻井和寿(ボーカル、ギター)、山木秀夫(ドラムス)、小倉博和(ギター)、山本拓夫(サックス)、亀田誠治(ベース)、四家卯大ストリングス(カルテット)、Mr.Children、GAKU-MC、Salyu、一青 窈、井上陽水、Every Little Thing、トータス松本、佐野元春、スガシカオ、中島美嘉、ポルノグラフィティ、スキマスイッチ、CHARA、浜田省吾、いきものがかり、キマグレン、倖田來未、JUJU、秦 基博、矢沢永吉など…
@meguxnxsx えー、知らなかった💧2012にap bankに行ったんだけど、それを最後につま恋でのap bankはなくなって悲しかったなぁ😓
営業自体がなくなるなんて本当に残念!(>_<)
◎かぐや姫のリーダー「南こうせつ」は75年伝説のライブを振り返る…
かぐや姫のリーダーとして拓郎と「つま恋ライブ」を開催したこうせつは「あのライブは今でも忘れられない。さみしいですね」と残念がった。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000089-spnannex-ent
南こうせつ
元かぐや姫のリーダー。かぐや姫時代に「神田川」が大ヒットし、続けて「赤ちょうちん」「妹」がヒット。解散後も「夢一夜」「夏の少女」などのヒット曲を生んでいる。
「当時、オールナイトライブなんて誰も体験したことがなかった。絶対成功させようと、出演者とお客さんが一体になって、あの何もなかった原野で大成功させた。7万人のお客さんと拓郎さんと一緒に朝を迎えた時は興奮したなあ」
今は各所で開催されている野外ロックフェスティバルの礎になったと自負しており「あのライブで種をまいたことが今のロックシーンにつながっているという自信がある。拓郎さんも同じ気持ちだと思う」と語った。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000089-spnannex-ent
◎CHAGE and ASKAのメンバーChageの「つま恋」への想い
Chage
デビュー前は7人編成のバンドだった。
ポプコンの結果は入賞であったが、ヤマハに一目置かれていたチャゲと飛鳥の2人組でデビューする。
「ひとつの時代が終わるのですね。しかしながら、その場所から解き放たれた音楽の粒子たちは、それぞれの場所場所で音符となりこれから先も呼吸して行くのです。心から「お疲れ様でした」と「感謝」の意を「つま恋」という場所に捧げます。Chage。 」
出典:本日9月3日は・・くさ。 | Chageオフィシャルブログ「Many Many Happy Returns」 Powered by Ameba