◎俳優志望だったウルトラマンの中の人、古谷敏氏
あの頃は東宝専属の俳優になって5年目、まだ大部屋俳優でしたが、メロドラマの俳優を目指していました。だからぬいぐるみに入るのは抵抗があった。
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古谷敏氏
テレビ特撮番組『ウルトラQ』で「ケムール人」と「ラゴン」、『ウルトラマン』で主役ヒーロー「ウルトラマン」、『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊の「アマギ隊員」を演じたことで知られる。
俳優なのに顔も出ない、台詞もない、そんな役は嫌だなと……。だから最初は断わっていたんです。
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でもスタッフから何度も“やってくれ”といわれて。悩んでいたら、祖母が“そんなに求めてくださるならやった方がいい”と。その一言で決めました
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◎ウルトラマンを演じる苦労…
マスクは視界が悪いし、ゴムのスーツに全身を覆われて息苦しく耳も聞こえにくい。怪獣との乱闘はリハーサルなしで、本気で殴ってくる怪獣もいて、スーツが薄いから生傷が絶えなかった。
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それにとにかく暑く、ビキニパンツ1枚でしたが、体中の汗が流れ落ちてブーツに溜まりました。1回の撮影で3キロは痩せましたね
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◎スタッフと考えた必殺技「スペシウム光線」
皆はタバコを吸いながら話していましたが、僕はスーツを着た状態で色んなポーズをとり続けたので、終わった時にはヘトヘト。
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スペシウム光線
光線を描く担当者で話し、腕を縦にして光線を出すことになった。ただ、腕1本ではブレてしまい、当時の技術では光線を合成させるのが難しいから左手を添える形で決まったんです。
その後は1日に何百回も鏡に向かって練習したものです。あれは少しでもズレると、構えた手で耳やカラータイマーを隠しちゃうから難しいんですよ
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◎ゴジラの初代スーツアクターを務めた中島春雄氏
ゴジラのぬいぐるみはメカニックが仕込んである頭が一番重く、海に飛び込むシーンの撮影では、飛び込んだ後、水の中で逆立ちするような姿勢になってしまうそうで、カットの合図と同時にスタッフが救助に来るまで中島はじっと動かずにこの体勢で息を止め、助けを待っていたそうである。
中島春雄氏
日本初の特撮怪獣映画『ゴジラ』で、主役の大怪獣ゴジラを務める以後18年間にわたり、ゴジラシリーズでゴジラを演じた「ゴジラ俳優」として有名になる。
◎スーツアクターは死と向かい合わせの仕事
『キングコング対ゴジラ』のラストでコングと組み合ったまま海に落ちるシーンでは、落下の勢いで気絶してしまい、もう少しで溺死するところだった。
『空の大怪獣ラドン』の西海橋をへし折るシーンでは、待機中にぬいぐるみの吊り下げに使う滑車が外れ、数メートル下のプールにぬいぐるみごと落下してしまったそうである(奇跡的にけがはなかったという)
◎昭和の歴代仮面ライダーを演じた中屋敷哲也氏
人間は命綱無しで50メートルの煙突の上に立てるものかねぇ?」と問われ、その時は他人事と思い「出来るんじゃねぇの?」と軽く言ってしまった。
中屋敷哲也氏
昭和の歴代仮面ライダーを演じた実績から、「ミスター仮面ライダー」の異名を持つ。
後日これが実際のシーンに組み込まれ、中屋敷はこのことを事前に知らされておらず、渡された台本を見たときに初めて知り、「えっ? これ、俺がやるの!?」と驚愕したという。
この時立っていた煙突の足場の幅は15-20センチメートルしかなく、「リハーサルの時に足場の一部が崩れたときには、本気で怖かった」と語っている。
◎エグゼイドの中の人!「ミスター平成ライダー」の異名をもつ高岩成二氏
◎実は高所恐怖症…
2003年の『仮面ライダー555』でジェットコースターに乗るシーンを撮影したとき、乾巧役の半田健人も同じく高所恐怖症で乗ることができず、代理を頼まれた際は苦労したという。
◎細かいしぐさなども含めて演技力に定評!
戦闘中、エグゼイドがゲームカセット型のアイテム・ガシャットに「フッー」っと息を吹きかけたシーンでは、「カセットふーふーするなw」「息吹きかけるのはファミコンかよ」とツッコミが。
実はこれ、エグゼイドの“中の人”であるスーツアクターの高岩成二氏が「昔のゲームって接触が悪いのかよく止まってる印象あるじゃないですか。そんなときカセットの後ろを吹いていたのを思い出して」と、アドリブで行ったそう。
「なんですかそれ?」と言われつつも、「だってこうしないとバグるじゃないですか」と返したところ、そのまま使われたんだとか。
◎2番手の仮面ライダーを演じることが多い永徳氏
永徳氏
◎イケメンゆえにもどかしさを感じることも…
「正直、顔を出したいなって時もある」と、素顔が明かせないことに対し、もどかしさを感じることもあるという。
街中で自身が演じる特撮ヒーローの変身ベルトやキャラクターアイテムを持つ子どもを見ると、思わず内心で「オレ、オレ!」とニヤニヤしてしまうこともあるとも語っていた。
◎ダース・ベイダー役のデヴィッド・プラウズ
ボディビルダーとして屈強な肉体を誇っていたプラウズは、キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(71年)で老作家と同居するマッチョマンを演じたことでルーカスの目に留まり、最強の敵ダース・ベイダーに抜擢された。
デヴィッド・プラウズ氏
プラウズの名を一躍有名にしたのは、『スター・ウォーズ・シリーズ』第4~6作でのダース・ベイダー役である。
◎声も担当したかったがアフレコで別人に変えられ…
プラウズは声も担当したいと希望したが、訛りが強い事に制作者サイドが難色を示したため実現せず、ジェームズ・アール・ジョーンズが担当した。
◎ヘルメットを脱ぐシーンはセバスチャン・ショウが演じている
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のラストでベイダーのマスクが取れ、アナキン・スカイウォーカーに戻るシーンがあるが、これもプラウズではなく、セバスチャン・ショウが演じている。
◎デヴィッドとルーカスの関係は険悪に…
プラウズはこの事に対してジョージ・ルーカスに不満を持っていたらしく、ルーカスとの関係は険悪であった。
◎ルーカス・フィルム関連のイベントへの出入り禁止を言い渡されたデヴィッド
そして2010年、プラウズはルーカス・フィルム関連のイベントへの出入り禁止を言い渡されてしまう。
怒りを感じだデヴィッドが、ダース・ベイダーが死ぬことなどの筋書きをもらしたとの疑いがあったという。これによりルーカス監督の怒りを買ったと言われおり、長年のわだかまりが突然の出入り禁止の原因ではないかと報じられている。