◎危険と言われながらも、なかなか進まない駅のホームドアの普及
従来型のホームドアは重量が重く、設置の際にはホームの補強などに莫大なコストがかかる。
◎向谷氏考案の低コストホームドアがJR九州から実現へ
向谷さんが新型ホームドアのアイデアを思いついたのは昨年の春ごろ、JR九州の青柳俊彦社長と雑談をしていた時だった。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000015-mai-soci
向谷実氏
シミュレーションゲームソフト『Train Simulator』の制作者であり、制作元である株式会社音楽館の代表取締役社長として知られる。
「ホームドアはあんなに重いものでないといけないのか」という青柳社長の言葉を聞きながら、何気なく自分の両手の指を交互に組むようにした時、複数の棒をスライドさせる形状を思いついた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000015-mai-soci
向谷さんは、考案にあたって意見を聞いた視覚障害者の言葉が胸に残っているという。「自分たちの存在で迷惑をかけるのが怖くて、駅に行きづらい」。視覚障害者が身の危険だけではない不安を抱えていることを思い知らされた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000015-mai-soci
国は1日10万人以上が利用する駅で優先的にホームドアを整備するよう鉄道各社に求めているが、向谷さんは更なる普及を訴える。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000015-mai-soci
「駅に来るのが楽しくなる環境をつくるには、ホームドアは非常に重要。収納部やバー部分も触ったときに気持ちのいいような滑らかなつくりで、触って位置が分かるようにしている」
◎とにかく完成、まず実現を目指して…
その新型ホームドアの実用化に向けたプロジェクトが、現在着々と進んでいる。
◎向谷実氏、実は元フュージョンバンドの凄腕ミュージシャン
野呂一生と知り合い、野呂が櫻井哲夫と結成していたバンド、カシオペアがアマチュアバンド・コンテスト「EastWest'77」に出場するにあたり、キーボーディストとして加入の誘いを受ける。
◎1979年『CASIOPEA』でメジャーデビュー
1979年5月25日、日本におけるフュージョンブームの真っ直中、カシオペアはアルバム『CASIOPEA』でメジャーデビュー。
CASIOPEA
黄金期メンバー
野呂一生(ギター)
櫻井哲夫(ベース)
向谷実(キーボード)
神保彰(ドラム)
以後、アルバムを出すごとに売り上げを伸ばし続け、ライブの規模と動員もそれにともなって拡張していった。
レコード発売ばかりでなく、以降はヨーロッパ、南米、香港、東南アジアなどでライブも行うようになる。
◎少年の頃から鉄道好きだった向谷氏、ライブツアー中にも鉄道趣味を堪能
カシオペア在籍時代もライブツアーで全国各地を廻る際、機会があればその地元の路線に乗りに出掛けたり、他のメンバーやスタッフが旅客機や新幹線で時間的に効率な移動をするなか、好んで移動時間が掛かる夜行列車など利用して鉄道趣味を堪能していた。
◎趣味が高じて個人的に鉄道関係のプロジェクトを立ちあげる向谷氏
鉄道ファンだった向谷がカシオペアでの活動を離れて、多分な趣味的要素で個人的にプロジェクトを立ち上げた。
Train Simulator
Train Simulatorは「向谷の趣味」の延長で始まったという経緯から、製品で採用する路線は社長である向谷が決定している。向谷が世界の鉄道にも造詣が深く、およそ採算ベースには乗らないと推測される海外の路線がシリーズ化されているのはこの理由による。
◎向谷氏考案の「Train Simulator」がヒット!
「『電車を運転してみたいな』という個人的な欲求」から生まれた「Train Simulator」は、まだパソコンゲームがそれほど普及していなかったにもかかわらず、第1作目から流通を手がける会社の担当者が驚くほどのヒット作に。
◎東急電鉄の乗務員教習用のシミュレーターなども手がけるように
東急電鉄の教習所に納入するシミュレーターを他社と共同製作した。その後同社の開発の中心となっていく、乗務員教習用の大型のシステムだ。
現在では鉄道博物館をはじめ、東急の「電車とバスの博物館」や「東武博物館」といった施設の展示用、また東急やJR九州などで教習用として、音楽館のシミュレーターが導入されている。
国鉄D51形蒸気機関車運転シミュレーター
鉄道博物館
◎ミュージシャンならではの音へのこだわり
ミュージシャンならではといえる音へのこだわり。すれ違う車種や編成によっても音を変えているほか、作品によってはすれ違う列車が力行(加速している状態)なのか惰行(惰力で走っている状態)なのかで異なる音も再現するという。
◎将来は世界の運転士を育てるシミュレーターを…
シミュレーターを通じて、日本の鉄道で磨かれた「エコドライブ」の技術を輸出することもできる。
◎もちろん、数多くの発車メロディーも手がける
2004年の九州新幹線の業務音楽を皮切りに、京阪電鉄や阪神電鉄、スカイライナーのメロディーなど数多くの鉄道音楽の制作も手がけてきた。
京阪電車発車メロディCOLLECTION 2013
008年に発売されたCDに、新曲「YOU GO!」と前作未収録の発車音(3秒)2種類の音源を加え発売。なお「YOU GO!」は初代特急発車メロディを今回のCDのために向谷がアレンジした楽曲である。
東京メトロ東西線 発車メロディCollection
東京メトロ東西線の発車メロディのオリジナル音源全曲(22駅48パターン各7秒)を収録。西船橋へ向かうA線・折り返しのB線のメロディを続けて聴くと一曲になるという仕掛けもある。
◎また、カシオペア在籍時から評判だった巧みな話術
カシオペア在籍時はライブでMC(司会)も担当。MCでの巧みな話術はメディア出演でも評判
近年は『Mr.サンデー』(フジテレビ系)などの情報番組にコメンテーターとしても出演するようになり、従来の音楽ファン、鉄道ファン以外からも広い知名度を得ている。
◎向谷氏の仕事は現在、鉄道事業の方が8〜9割を占めている
音楽館における音楽事業と鉄道事業の売上げ比率は2015年の時点において鉄道事業の方が8〜9割を占めているが、向谷は「音楽的なひらめきは大切。音楽と鉄道は甲乙つけずイーブンでいる」と説明している。
向谷実と日本信号が手を組んでホームドアか・・・。向谷さんいつの間にか鉄道の何でも屋になったな(;´Д`)
きよぴー(清P)@ありがとう185系踊り子@naokiyoshima
向谷さんは神! 日ごろから鉄道に関する情報収集を怠らないからいろんなアイデアも出るんだろう。 / 元カシオペアの向谷さん:軽量型ホームドアを考案 (毎日新聞)
t.co/rQehsdYBOb #NewsPicks
向谷実さんは素晴らしい見識をお持ち。鉄道オタクに訳知り顔で「ドア数が違うから〜」「ホームが狭い・弱いから〜」などと言う人がいるが、駅のホームは危険。高速道路の路肩の様なもの。 <元カシオペアの向谷さん>軽量型ホームドアを考案(毎日)t.co/L6ltTXnh9C
音楽家って誰?って思ったら、向谷さんですかw。もう彼は実業家がぴったりでしょう。ちなみにカシオペアのファンで、向谷さんのソロCDも持っているのですが。
新ホームドア 考案者は音楽家 | 2016/12/18(日) t.co/wmqSzLcOD4