ヒアリとは
南米原産のアリ
近年、貨物船に乗ってアメリカや中国に侵出した
既に多くの国で大繁殖している
日本にも現れた
中国にいたヒアリは、中国のコンテナーに乗り込んだ
そこから日本に渡り、今年神戸や兵庫で確認された
現在は業者が駆除している
環境省は7日、東京港・大井埠頭(ふとう、東京都品川区)でヒアリ1匹が見つかったコンテナから、新たに100匹以上を確認したと発表した。すべて働きアリで、女王アリや卵、さなぎなどはなかったという。
出典:Yahoo!ニュース
定着したらこうなる
ヒアリが定着したアメリカでは年間6000億円の経済的な損害が出ているという。
日本でもし定着してしまったら、完全駆除は極めて困難で、似たような損失がずっと続くことになる。もし現段階で政府が年間数千万から数億円の予算をつけて侵入を防げたら、それはとても安い投資と言えるだろう。
毒性について
毒性は弱いですけど、スズメバチと同じ種類の毒です。
症状的には痛い、水疱ができる、痒いなど、スズメバチに比べれば軽い症状なのですけど(それでも日本の他の毒虫に比べれば症状は強めで長期的ですが)、問題は何度か刺されると(同時にという意味ではなく、期間をおいて)、この毒に対して体が過剰にアレルギー反応を起こすことがあり(アナフィラキシーショック症状)、そうなると命に関わる事になります。
出典:Yahooの知恵袋
被害について
人だけではなく家畜や野性動物を刺すこともある
多くの生物を襲うので、生態系に悪影響を与える
また農作物も食い荒らしたり、電線に入り込むため国の経済にも被害を与える
対策について
ヒアリを見つけたら環境省か警察に連絡する
やむを得ない場合は、踏みつけて殺そう
天敵はゾンビバエ
ゾンビバエは同じくブラジルのアマゾンで生息しています。ヒアリの天敵と言われているので、アマゾンではヒアリの被害が少ないそうです。
このゾンビバエは体長は0.5㎜ほどで、ノミ位でヒアリよりも小さいのです。
ヒアリが体から出すフェロモンを検知して巣を探し出し、腹部の曲がったトゲのような物でヒアリの体内に卵を産み付けます。その数一気に200個!
ヒアリの体内で羽化し始めますが幼虫のうちの栄養はヒアリの体液を吸って成長していき最後に頭に向かって移動し脳を食べます。その間2週間ですが頭に到達した幼虫は脳を食べますとヒアリの首から上部分、つまり頭を落としアリの首部分から出てきます。
成虫したゾンビバエは更にヒアリに卵を産み付け繰り返されます。
▼ヒアリよりも日本のアリが強かった
ヒアリの天敵は日本の蟻だそうです。縄張り意識が強い蟻は、他種の蟻が縄張りに入ってきたら殺しにかかるそうです。
ドラッグストアで、蟻駆除剤が売れてるみたいですが、今、過剰に日本の蟻を駆除しないようにとの事です。日本の蟻が倒してくれるそうなので。
出典:億ったー
ヒアリより強い在来種
ヒアリはアリ科の中では強いっちゃ強い部類だけど、日本在来種のクロオオアリとかサムライアリとかトゲアリあたりが世界レベルで滅茶苦茶強いので勝てないって感じ #
出典 Togetter
サムライアリが強すぎる!
サムライアリはクロヤマアリなどの巣を攻撃して働きアリやその蛹を攫い、奴隷として働かせることが知られる。奴隷とする為の蛹を連れる「奴隷狩り」は、主に夏の蒸し暑い日の午後に行われる。サムライアリの働きアリは奴隷狩りの戦闘に特殊化しており、女王の世話、卵や幼虫の世話、餌の回収なども行わない。
出典:ウィキィペディア
日本のアリ一覧
★危険な種類
一般的なクロオオアリ、クロヤマアリ等の蟻の攻撃は顎で噛み付き、蟻酸やテルペノイドと言う浸透性の高い毒液を水鉄砲のように飛ばして攻撃を行います。
また、アミメアリ、オオズアリ、クシケアリ、シリアゲアリ等は胴の先端部に毒針を持ちそれで攻撃する事もあります。
▼日本のアリはむやみに駆除しない方がいい
ヒアリは縄張り意識の強い、日本のアリが勝手に退治してくれるそうなので、どうやら人間が手を加えない方がいいらしい。
殺虫剤で日本のアリをころしてしまうと、かえって逆効果となってしまうようだ。
▼確実に退治してくれる訳ではない
桃太郎のように積極的に退治する訳ではない
ヒアリが縄張りに入ったら退治するのである
しかし必ずしも日本のアリが退治してくれるとは限らない。
過去には外来種として日本に侵入し、どんどん生態系を広げているアリもいるからだ。
中には日本のアリを駆除した人も
日本の蟻がヒアリ対策になるかもしれないみたいです。
ヒアリ被害を心配している方には申し上げ難いのですが、我が家では今年、完全にアリを駆逐してしまいした。
出典:ヒアリの天敵かもしれない日本の蟻を完全駆除してしまった話
ヒメアリは、家に入ってくる場合があります。
入ってきたら駆除した方がいいです。なぜなら噛むからです。
在来種を駆除するとこうなる
ヒアリは在来のアリが多く生息する所では繁殖できない、という話を聞いて浮かぶのは
→マスコミがヒアリの危険性を煽る
→アリの見分けがつかない人達が在来のアリを撲滅
→そこにヒアリが入り込んで大繁殖
という最悪のシナリオなんだけど、これ洒落にならないので今のうちにどうにかすべきでは。
出典:Togetter
在来種はアルゼンチンアリに弱い
アルゼンチンアリは競争力・攻撃性が非常に高く、また繁殖力も高いことから、アルゼンチンアリが定着した地域では在来のアリが駆逐され著しく減少します。日本においても、広島県廿日市市、広島市、神戸市、岩国市、大阪市等で、在来の地上徘徊性アリが著しく排除されていることが報告されています。
また、在来アリの減少に伴い、アリに花粉の運搬や種子の散布を依存している植物の繁殖阻害を引き起こす可能性やその他の節足動物をはじめ、鳥類、ほ乳類にも影響を与える可能性が指摘されています。
出典:鳴門市
1つの巣に女王が複数いるので、繁殖力は物凄いです。
アルゼンチンアリのスピードは日本のアリの4倍です。
なので日本のアリでは勝てません。
最近、明らかになった衝撃の事実
ヒアリは日本のアリより強かった
アリの生態系に詳しい日本蟻類研究会所属の准教授によると、
ネット上で言われる「日本の在来種がヒアリと戦ってくれる」という話については「ヒアリは非常に強いため、勝負にならない。戦ってもほぼ在来種が負けてしまうだろう」とコメント。
今後ヒアリが日本に定着する可能性については、「なんとも言えないが、気がつくと増えていたということはあり得る。女王アリが次々見つかるようなことがあれば、その可能性はある」としました。
ヒアリが日本のアリよりも強い理由
・ヒアリの方が数が多い
ヒアリは1つの巣に女王が複数います。
それに対して日本のアリは、1つの巣に女王一匹です。
ヒアリの女王達は卵を産み続けるので、兵力が莫大に膨れ上がります。
・ヒアリは刺す
日本のアリの大半は毒針が退化しているので、刺してきません。ヒアリは毒針をもっており、日本のアリを刺すことができます。
・ヒアリは在来種のアリを何度も追いやっている
ヒアリはかつてアメリカのアリを追いやったと言われています。中国や台湾のアリも追いやられています。
何度も在来種を追いやってきたヒアリに日本のアリが勝てると思いません。
日本のアリが弱い理由
それは天敵があまりいなかったからです。
天敵がいないため、毒針が退化しました。
そして攻撃性が低いです。
対してヒアリは厳しい環境で生きてきました。
時にはグンタイアリと戦うこともあります。
ヒアリは厳しい環境に対応するため、進化しました。
進化したことで強い毒針、凄まじい繁殖力、川を渡る力を手に入れたのです。
ヒアリと日本のアリを例えるならこうです。
ヒアリは格闘家
日本のアリは一般人
出典元:YouTube
外来種のクワガタ、カブトムシも強い
外国産のクワガタ、カブトムシは身体が大きく力も強いです。
外国産のクワガタ、カブトムシが日本の森に現れたら、在来種を蹴散らし樹液を独り占めしてしまいます。
また外国産のヒラタクワガタは、日本のヒラタクワガタとにているので、雑種を作ることもあります。
ヘラクレスとコーカサスオオカブトは、滅茶苦茶強いです。
闘争心が強く、近くにいる相手を攻撃します。
しかもこの2匹は背中と上翅の隙間が爪切りのようになっています。
迂闊に手を突っ込むと挟まれて怪我します。