▼2022年7月8日 安倍晋三元首相への銃撃事件が発生 安倍晋三元首相は暗殺される
2022年(令和4年)7月8日11時31分ごろ、第26回参議院議員通常選挙のための街頭演説を奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前付近にて行っていた際に、犯人自作の銃で背後から2発撃たれ、その内2発目が命中し心肺停止状態になる。銃撃した当時41歳の奈良市在住の男は奈良県警察の警察官によって取り押さえられ、11時42分に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。その後、安倍は奈良県橿原市にある奈良県立医科大学附属病院に搬送されて蘇生措置を受けたが、17時3分、銃撃による失血死のため死亡が確認された。67歳没。
▼事件直前の安倍晋三元首相の演説現場・・・・警備がスカスカといわれても仕方ない状況 左手前に山上徹也容疑者の姿が
安倍氏の後援会幹部によると、事件の現場を担当していたSPは強いショックを受けているという。
「警視庁から派遣されたSPに後援会会長が電話したところ、号泣して言葉にならなかったそうです。『お前の責任じゃない』とは伝えたものの、ずっとそんな調子で泣いていたと聞きました。安倍さんならきっと、こういう時に『キミじゃなくてよかったよ』と言っていたのではないかと思いますが……」
出典:安倍氏の専属SPが号泣 後援会幹部の「お前の責任じゃない」電話にも言葉にならず涙(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
▼安倍元首相を応急処置した医師、現場の過酷な様子を語る「ひと目見た瞬間に、かなり厳しいなと思いました」
「ひと目見た瞬間に、かなり厳しいなと思いました」
「医学的にはわかっていたとしても、感情的には何か奇跡が起こってくれ、という一心でその場にいました」
出典:「奇跡が起こってくれ、という一心でその場に」 安倍元首相の銃撃現場に駆けつけた医師が語った全て(1/6)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット)
言葉を絞りだすように語ったのは、安倍晋三元首相(67)が奈良市内での街頭演説中に銃殺された事件で、直後に現場に駆け付けた中岡内科クリニックの中岡伸悟院長(64)だ。事件が起きた日は、現場のすぐ近くにあるクリニックで診療にあたっていた。
出典:「奇跡が起こってくれ、という一心でその場に」 安倍元首相の銃撃現場に駆けつけた医師が語った全て(1/6)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット)
普段通り診療する中岡院長の耳に飛び込んできたのは、「安倍さんが撃たれた」という言葉。はっきりと状況がつかめないまま、現場に駆け付けた中岡院長が目にしたのは、顔面蒼白で意識のない状態の安倍元首相だった。救命活動にあたった中岡院長が取材に応じ、当時の状況を語った。
出典:「奇跡が起こってくれ、という一心でその場に」 安倍元首相の銃撃現場に駆けつけた医師が語った全て(1/6)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット)
――昨日、救護に駆け付けたとのことですが、どなたから呼ばれ、どのタイミングで駆けつけましたか。
診療をしていたのですが、外が騒がしいと思い、出てきますと、「安倍さんが撃たれた!」と叫んでいる方がいました。何が起こったかというのは、はっきりつかめない状況でした。こういう内科の仕事をしていますと、外に出て確かめに行くと、(叫んでいたのは)自分の知っている患者さんで、「これはただごとではない」と思い、まず現場に行くことにしました。
まず、僕が一人で先に向かいました。安倍元総理が道路上に倒れておられまして、顔色をお伺いしたところ、かなり顔面蒼白で意識もない状態でした。
僕が行った時点で、どこの看護師さんかはわかりませんが、先に来ておられた方が一生懸命、心マッサージ(心臓マッサージ)をされておられました。かなり手際よくされていましたし、訓練を受けておられる方という印象でした。
その心マッサージと看護処置をされている状況を見て、心肺停止の状態と考えられたので、僕は、まず脈や目の眼球結膜の状態などを確認しました。
出典:「奇跡が起こってくれ、という一心でその場に」 安倍元首相の銃撃現場に駆けつけた医師が語った全て(1/6)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット)
▼命奪った2発の銃弾 心臓到達、大量出血にすべなく
奈良市での街頭演説中に凶弾に倒れた自民党の安倍晋三元首相(67)が亡くなった状況が、徐々に明らかになってきた。「一度に6個の銃弾が発射できる」とされる手製銃が発砲され、少なくとも銃弾2発が体内に入り、うち1発は心臓に達していた。銃撃現場や搬送先の病院では懸命の救命措置が行われたが、大量の出血を前に、消えゆく命を引き留めることはできなかった。
「止血、大量の輸血を行ったが、残念ながらこのような結果になった」。安倍氏の死亡が確認された8日午後6時過ぎ、会見した搬送先の奈良県立医科大付属病院(同県橿原市)の福島英賢教授はこう切り出した。銃弾の1発が心臓の心室と大血管に到達していたことも明らかにした。
県警によると、被弾した傷は首と左上腕の少なくとも2カ所で、司法解剖の結果、死因は左上腕から入った銃弾で左右の鎖骨下にある動脈を損傷したことによる失血死。安倍氏は銃撃を受けた直後、左腕付近を押さえて倒れこんでおり、この銃弾が致命傷になったとみられる。
▼AEDを使用したが、電気ショックは起きなかった
AEDはけいれん状態の心臓を正常に動かすための装置で、完全に心停止した場合は作動しない
現場では救急車の到着を待つ間、自動体外式除細動器(AED)が運び込まれ、近くのクリニックから駆け付けた医師が救命措置にあたった。安倍氏は大量に出血し、クリニックの中岡伸悟院長(64)は「顔面蒼白(そうはく)で、まぶたの裏も真っ白。貧血状態だったのはすぐに分かった」と話す。あおむけに倒れた安倍氏の背中側には大きな血だまりができていたという。
AEDを使用したが、電気ショックは起きなかった。AEDはけいれん状態の心臓を正常に動かすための装置で、完全に心停止した場合は作動しない。銃弾が達していた心臓は、この時点で完全に止まっていた可能性が高い。
▼ネット民の見解も“ほぼ即死状態”
現在は子育て中で臨床から離れている元集中治療室看護師です。
私もですが、現場で救命処置をされた方々も奈良県立医科大学病院の救命の皆様も、助けたくてたまらなかったと思います。
しかし、鎖骨下の左右の動脈や大血管・心室を貫いていることから、残念ながらほぼ即死だったと思われます。
動脈・大血管・心室を損傷しているので、心臓マッサージを行っても有効な心拍出量も得られず、心マで出血を助長するという悪循環も生まれます。
それでも、あの状況下では一縷の望みにかけ、ひたすら心臓マッサージを行う・圧迫止血・足を挙上し心臓や脳に血液を送る・気道を確保し人工呼吸、しかやれることはなかったと思います。
医療も医師も看護師も、残念ながら救える命しか救えません。
だからこそ、このような命の奪われ方にただただ憤りを感じます。
何とか助かって欲しかったですし、助けたかったです。
銃弾により鎖骨下動脈を損傷していた、そして心室をも損傷していた段階で蘇生はほぼ不可能だったと思います。もしもその場で速攻で開胸し、大動脈を遮断して止血をして、大量の輸血をポンピングで送り込みながら損傷した動脈を縫合して修復・・・ということができていれば、あるいは命をつなげたかもしれません。が、あの場にはそのような開胸セットもなければそれを使える人も、また大量の輸血さえもなかったのですから・・・。本当に残念な気持ちでいっぱいです。とにかく銃弾を受ける前に護ってほしかったというのが正直な気持ちです。銃社会ではない日本でしたが、これからは銃から身を守らなければならないという気持ちを持たなくてはならないのかもしれません。
ほぼ即死状態だから何も出来なかっただろうけど、
心臓血管外科の医師とかなら違う対処だったんだろうか
無理
路上で大量出血だから
どこの血管が損傷してるかもわからず
わかるまでに輸血も出来ないというのは
何科の医者だろうと詰んでる
看護婦のあとにクリニック医師と看護婦駆けつけて人員はいたし最善尽くしたと思う
AEDつけて無反応なら無理ゲーなのよ
確か死因は首近くの大動脈からの失血死だったんじゃなかったかな
誰がいてもどうしょうもない状態だったんだろうな
よく駆けつけたな
深刻な外傷に対して内科ではどうにもならんし、まして路上では大した処置もできん
下手すれば責任だけ取らさせる貧乏くじを引かされかねない状況なのに
医者が奇跡とかに頼ってる時点でダメだなこりゃw
▼山上徹也容疑者の自作銃は専門家も驚く威力と精度だった 「既製品の散弾銃と遜色ない」 グリップの形にもこだわり
自作の銃の威力を物語るのが弾丸の飛距離。
立体駐車場の現場検証では、弾丸のようなものが壁にめり込んでいるようにみえます。
山上容疑者は安倍元総理の背後、数メートルの距離から発砲。銃は1度に6個の弾丸が飛び出る仕組みだったとみられ、およそ20m離れた場所に停まっていた選挙カーに弾痕とみられる複数の穴が、90m離れた立体駐車場の外壁にも3つの穴が見つかっています。
高倉総一郎さん)「既製品の散弾銃と比較してもそれほど遜色がないぐらいの強い威力があった可能性もありますね」
さらに、専門家でも驚いたというのが銃の「精度」。
高倉総一郎さん)「対象の被害者の高さ、銃身とまっすぐ結ぶと、立体駐車場にちょうど当たる。やはり手製の銃だからどうしても弾が散らばると思ったが少なくとも3発当たっている、これは少し驚きましたね」
一見、雑なつくりに見える銃ですが、反動を抑えるためにグリップの形が湾曲している点など丁寧に作り込まれているといいます。
高倉総一郎さん)「よほど精度だったり性能を気にして入念に作られているといえます」
銃をつくり始めた当初から、山の中で繰り返し試し打ちをしていたことも新たにわかりました。
また、事件の前日には、母親が入信する宗教団体の関連施設でも試し打ちをしたとみられています。
山上徹也容疑者「自分の車の中から撃った」
道路から弾痕とみられる穴までの距離を測ってみると…
高倉総一郎さん)「8.5mくらいですね。弾痕を見ると6発が集中しているんです。“ほぼすべてが当たる”それを確かめて、できたから、当日あの距離まで近づいて発砲したと言えると思う」
きょうの家宅捜索では「はかり」や「ミキサー」などが押収されました。
山上容疑者は、拳銃や実弾をつくるために使ったと供述していて、警察は入念な準備の上で犯行に及んだとみて調べています。