▼山口県阿武町の4630万円“誤送金問題”
回収が不可能と思われていた絶望的な状況から一転、誤送金した金額の9割に及ぶ約4300万円の回収に成功
新型コロナウイルス対策関連の給付金として山口県阿武町が誤って振り込んだ4630万円が全額出金された事件で、花田憲彦町長は24日、9割超にあたる約4300万円を「法的に確保した」と発表した。町は、電子計算機使用詐欺容疑で山口県警に逮捕された無職田口翔容疑者(24)が出金した決済代行会社3社の銀行口座を「田口容疑者の財産」として差し押さえたという。
出典:決済代行3社の口座、税滞納理由に「容疑者の財産」として差し押さえ…4300万円確保(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
【LIVE】4630万円誤送金問題 山口・阿武町 花田町長会見(2022年5月24日)
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▼中山修身弁護士が持ち出したのが「国税徴収法」であった
担当の中山修身弁護士は会見で、田口容疑者が空き家バンク物件に住み、実家も持ち家ではない状況に触れた上、給付金の回収は「国税徴収法に基づいてやっている」「取り立ての権利が町にあった」と回収の経緯を説明した。
出典:「弁護士費用が高いのでは」の声に担当弁護士が反論 阿武町の4630万円“誤送金問題”(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
中山氏が持ち出したのが「国税徴収法」であった。金額は不明だが、田口容疑者はなんらかの税金を滞納していたようだ。
「滞納処分では、民間の案件とは異なり、裁判所で判決を取らなくても徴収職員が滞納者の財産を差し押さえることができます。だから、町は男性の預金とみなされた決済代行業者の預金をいきなり差し押さえることが可能だったのです」(同)
出典:4630万円誤送金 9割回収の奇跡を起こした阿武町顧問弁護士がとった“ウラ技”(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
町などによると、田口容疑者が国民健康保険税を滞納していたことから、町が4月26日、地方税法と国税徴収法に基づいて3社の銀行口座を差し押さえた。田口容疑者が給付金をカジノの賭け金として移した疑いがあり、実質的に田口容疑者の口座とみなしたという。
出典:決済代行3社の口座、税滞納理由に「容疑者の財産」として差し押さえ…4300万円確保(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
田口容疑者がたまたま税金を滞納していたので、国税局が動く→入金した証拠がある代行業者に対して差し押さえ勧告→国税局の差し押さえは金額に関係なく対象の財産を全額差し押さえられるため、業者が慌てて入金額を返還した。という流れ
▼中山弁護士は更に決済代行業者に「あなたたちは怪しい取引をしていますよね」と暗に圧力をかけ回収に成功
それだけではない。その際に、法に基づき”恫喝”したのだ。中山氏は、決済代行業者の口座がある二つの銀行に対して、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」8条1項に基づき、犯罪による収益と関係する「疑わしい取引」が行われているとして金融庁への届出と、同庁の定める「マネー・ロンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づく対応を求めた。
「あなたたちは怪しい取引をしていますよねと暗に圧力をかけたのです。決済代行業者にもやましいところがあったのでは。これ以上突っ込まれることは避けたいと考え、自ら町に全額を返金してしまったのでしょう」(渥美氏)
出典:4630万円誤送金 9割回収の奇跡を起こした阿武町顧問弁護士がとった“ウラ技”(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
田口容疑者との取引が犯罪収益移転防止法に抵触する恐れがあるなどとして銀行側に対応を要請。銀行側から3社の情報を入手し、5月19日、3社への取り立て処分を実施した。3社からは翌20日、田口容疑者が振り替えた全額の計約4300万円が町の口座に振り込まれたという。
本来、徴収できるのは滞納税額分のみで、それ以外は返金する必要があるが、田口容疑者側は町が提起した返還訴訟で請求を認める「認諾」の書面を裁判所に提出し、返還義務を負っていた。町は山口地裁に差し押さえ命令を申し立て、全額確保に至った。一方、口座から即時に引き落とされるデビット決済で出金された約340万円のうち約330万円は未回収という。
出典:決済代行3社の口座、税滞納理由に「容疑者の財産」として差し押さえ…4300万円確保(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
▼決済代行会社が即座に全額返金に応じた理由とは?
元検事の亀井正貴弁護士の話「業者の口座を実質的に容疑者のものとみなして差し押さえる例外的な手法を足がかりとしており、町の懸命さがうかがえる。決済代行会社には違法行為に関与したとして捜査の対象になったり、訴訟で訴えられたりするリスクもあり、この問題から早く手を引きたくて即座に全額返金に応じた可能性もある」
出典:決済代行3社の口座、税滞納理由に「容疑者の財産」として差し押さえ…4300万円確保(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
▼回収が不可能と思われていた絶望的な状況から一転、誤送金した金額の9割に及ぶ約4300万円の回収に成功
まさかの展開にネット民は驚きが止まらない
なかなかやり手の弁護士だね!お金が戻ってきたのはこの弁護士のおかげだね。
出典:4630万円誤送金 9割回収の奇跡を起こした阿武町顧問弁護士がとった“ウラ技” | ガールズちゃんねる - Girls Channel -
凄すぎる
頭の回転早いんだろうねぇ
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細かなところまで法律を知っていて適切な判断できる良い弁護士さんだったんですね
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弁護士さん有能
てか本当にカジノだったんだ
嘘かと思ってた
キャバとか風俗に使ったのかと
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弁護士さんグッジョブです
担当された人だけを責めるのではなく、役場の体制を考えてほしい
担当した人を追い詰めないでほしい
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▼中山修身弁護士は東京大学法学部卒だった
中山修身さんは、高校までは地元・山口の公立校で学び、大学は東京へ上京し東京大学法学部を卒業されています。
昭和42年3月:防府市立大道小学校卒
昭和45年3月:山口大学教育学部附属山口中学校卒
昭和48年3月:山口県立防府高等学校卒
昭和53年3月:東京大学法学部卒
▼東京大学卒業から5年後に司法試験に合格し、その3年後に地元山口県に法律事務所を開設
中山修身さんは、東京大学卒業から5年後に司法試験に合格し、その3年後に地元山口県に法律事務所を開設しています。
昭和58年9月:司法試験第二次試験合格(38期)
昭和61年4月:弁護士登録(山口県弁護士会)/中山修身法律事務所(山口市中河原町50番10号)開設
平成16年5月:中山・石村法律事務所に名称変更及び現在地へ事務所移転
平成22年1月:弁護士法人中山修身法律事務所設立
▼主な公職歴
中山修身さんは、自身の法律事務所を開設してから、地元の山口県に根付いた弁護士として数々の実績があります。
山口県建設工事紛争審査会委員・会長
山口県地方労働委員会公益委員
山口家庭裁判所委員会委員
山口地方裁判所委員会委員
日本司法支援センター山口地方事務所副所長等