▼ミニバンをフルオープンにしてハの字に超扁平タイヤ とんでもないカスタムカーが発見される
▼その後はこうなった模様
▼ベース車両はトヨタ・ヴェルファイアか?
ヴェルファイア(VELLFIRE)は、トヨタ自動車が製造・販売する大型(LLクラス)ミニバン。アルファード(2代目以降)の兄弟関係である。製造はトヨタ車体いなべ工場が担当している。
アルファードのフルモデルチェンジに伴い、それまで同車のネッツ店(2002年5月から2004年3月まではビスタ店)向けモデルとして販売されていたアルファードVの事実上の後継車種である。
上品さや洗練さを謳うアルファードに対し、ヴェルファイアでは力強さや先進性を謳っており、フロントマスクも上下2分割のヘッドライトを採用するなどアルファードより尖鋭なデザインとなっている。また、リヤに関しても同じネッツ店扱いのヴォクシー同様、クリアタイプのコンビネーションレンズを採用するなどしてアルファードとの差別化が図られている反面、エンジンなどのパワートレインや室内装備などはアルファードと共通化されている。
▼なぜタイヤがハの字なのか?
タイヤがハの字の車は、ドレスアップを目的とした改造車によく見受けられます。八の字はネガティブキャンバーとも呼ばれ、角度がキツイものは通称「鬼キャン」と呼ばれます。見た目が、鬼のように極端なキャンバー角という意味です。
タイヤをハの字にすることはレースの始まった1930年代からすでにある方法です。ネガティブキャンバーにする理由は車体の回頭性、つまり曲がりやすさを目的に主に操舵輪(一般的には前輪)に設定します。
出典:車にタイヤをハの字につけると走行でどんな利点があるのですか? 車高が低くハの字のタイヤの車を見かけますが、単なるおしゃれですか? - Quora
かつてのレーシングカー、高級スポーツカーがキャンバー角を倒したことで、ネガティブキャンバーは速い、カッコいいというイメージが50年以上も残ったままデフォルメされて「鬼キャン」となり、ファッションとして残っているのでしょうね。あくまでファッションで、「百害あって一利なし」です。
出典:車にタイヤをハの字につけると走行でどんな利点があるのですか? 車高が低くハの字のタイヤの車を見かけますが、単なるおしゃれですか? - Quora
鬼キャンにするとタイヤが極端に摩耗します。本来タイヤは均一に摩耗していきますが、鬼キャンの場合角度が極端なためタイヤの端だけが摩耗していくのです。
実際に接地している面はわずかで、これでは細いタイヤを履いているのと同じです。これによって、ものすごいスピードでタイヤが減っていきます。そうなっていくと、グリップ力が次第に失われて、結果的に重大な事故につながる可能性があります。
それだけでなく、無理な負担がかかって足回りのパーツが破損する可能性もあります。サスペンションが正常に機能しないため、乗り心地や走行性能も悪くなります。
このように、鬼キャンにはドレスアップ以外のメリットはなく、むしろ走行においては性能が著しく低下してしまうので大変危険です。
▼おそらく、これでは車検に通らない
キャンバーの角度自体に規定はないため、車検は問題なく通ります。 ただし、キャンバー角自体に規定はなくても、それによってタイヤがはみ出す範囲には規定があります。
車軸中心から前方に30度、後方に50度(タイヤの上80度分)がフェンダー内に収まっていないと車検に通りません。
また、鬼キャン仕様の場合は話が変わってきます。鬼キャン仕様の車は、車検の基準である最低地上高9cm以上がクリアできない可能性が高いからです。
キャンバー角を極端につけると、足回りの調整によっていわゆるシャコタン状態になりがちです。車検を通すためには、最低地上高を確保する必要があります。
▼屋根を切断したため公道で走るためには改造車として公認される必要がある
もしも愛車をオープンカーに改造できたら…と考える方も多いことでしょう。そこで、クローズドボディをオープンボディに改造する方法を考えてみました。
極論すれば、グリーンハウスから上のB、Cピラーや屋根を切断すれば良いだけです。ただし、ボディを加工のみした状態で走行できるのは私有地だけで、公道では運転できません。なぜなら、ベース車が型式認定を受けた状態とは異なるからです。改造オープンカーを公道で運転するためには、改造車として公認される必要があります。
▼補強がされていないため、真っ直ぐ走ることも厳しいのではないか
クローズドボディをオープンボディに改造する製作方法は、80年代にシティ、セリカ、シルビア、ファミリアなどで採用されましたが、これらの車種のハンドリングや乗り心地は、あまり褒められたものではありませんでした。
ウェブのレビューでは、走行中あちらこちらから軋み音が出る、ボディに変な振動が走る、フロントガラスが細かく振動するなど、快適なクルージングとはいかない様子です。
屋根があることを前提に設計されたボディをオープン化するには、相当な困難がともないそうです。