▼1987年3月31日 国鉄が最終日を迎える
▼1987年4月1日 国鉄は分割民営化されてJRグループとなる
▼もしも今でも国鉄が存続していたら、どうなっていただろうか?
▼もしも今でも国鉄が存続していたら・・・・・豊田巧が『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』を発表
『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』(レール・ウォーズ にほんこくゆうてつどうこうあんたい)は、豊田巧による日本のライトノベル。イラストはバーニア600が担当している。
國鉄が分割民営化されなかった未来のパラレルストーリー。超優良企業・國鉄に就職し、安定した将来を夢見る平凡な高校生・高山直人。そんな彼が研修で配属されたのは個性派揃いの「鉄道公安隊」だった
▼RAIL WARS!はアニメ化もされる
RAIL-WARS. CAPÍTULO 1
出典元:YouTube
▼RAIL WARS!は鉄道のみならず女性キャラにも強いこだわりを見せた
ツンデレ
癒し系
妹系
お姉さん系
ツンデレ眼鏡
▼美少女と電車の両方が描ける人物はバーニア600しかいなかった
表紙の魅力は不可避である。絵の力なしにライトノベルは売れない。これが2人で出した結論だ。そこでライトノベルの表紙を描いているイラストレーターを探したが、美少女を描ける人は多くいても、電車が描ける人が見つからない。
そんなある日、奥村が「すばらしい」と絶賛したのが、バーニア600というイラストレーターのイラストだ。
そのサンプルイラストを見た瞬間、「強烈に訴えくるものがあった」という。
出典:https://www.alphapolis.co.jp/business/provided/2/1604?page=3
▼豊田巧はバーニア600にコンタクトを取ったが、2時間も国鉄の話をしていたという
豊田は、早速バーニア600に会いに行った。とある湘南の小さな喫茶店でバーニア600と豊田が延々2時間話し込んだのは、仕事の話でもなく、お願いしたいイラストの話でもなく、ただただ国鉄の話であったという。
「国鉄が続いていたら車両って鋼鉄製ですかね?」「夕方の東京駅からは、たくさんの寝台列車が出発していくんですよね」。
2人で話をすることにより、世界観がさらに作り込まれた。
もちろん最後にバーニア600が放った言葉は「表紙のイラストを描きます」の熱い一言だった。
電車も描ける、女の子もかわいい、制服も魅力的、そんなバーニア600が出してきた表紙の案を見て、2人は大きくうなずいた。「これは店頭で目立つ!」。
▼もしも国鉄が存続していたら・・・・アニメ版 RAIL WARS!での設定
京浜東北線の電車が201系
神田の交通博物館は閉館せずに存続している
115系が高崎線で現役
北斗星が廃止になっていない DF51なる架空の機関車も登場
鶴見線で103系が現役
キハ52が現役
キハ381なる架空の特急車両が登場
▼もしも国鉄が存続していたら・・・・原作での設定
整備新幹線だった九州(博多 - 鹿児島中央)・北陸(高崎 - 直江津)・東北(盛岡 - 新青森)・北海道(新青森 - 新函館北斗 - 札幌)の各新幹線が開業しており、鹿児島中央から札幌まで結ばれているが、並行在来線も廃止されずに存続している。
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」及び山陽・九州新幹線の「みずほ」に相当する列車には「スーパーひかり」、長野新幹線の列車には、後に実際に北陸新幹線で運行される事となる「はくたか」という愛称がつけられている。
東北・東海道両新幹線が東京駅で接続されており、北海道・山陽・九州の各新幹線を含めて直通運転できるようになっている。
複数の寝台特急・寝台急行・急行などが廃止されずに存続している。
鹿児島中央駅の在来線部分の名称は西鹿児島駅として残されており、新山口駅は駅名が変更されず小郡駅のまま存続している。
実際にはステンレス製の車両(国鉄末期に登場した205系を含む)が鋼製車として登場している。また、國鉄が製造した車両にはボルスタレス台車は採用されていない。
KOKUKA(コクカ)というSuica(スイカ)等に相当する交通系ICカードが採用されており、私鉄との競合区間が多い関西などでは普及しているが、首都圏では自動改札機は人員削減に繋がるとの理由で有人改札が多いため、あまり普及していない。
▼もしも国鉄が存続していたら・・・・ネット民の見解は?
東日本地区でも未だに103・113・115系の混色編成が当たり前のように走っている。
その後201系にも混色編成ができる。
205系に編成内で帯色が異なる編成が大量発生する。
2010年位まで205系が製造され続ける。
103系みたいに途中で何回か前面部のデザインが変更される。
国鉄が存続する限り走るんですの投入はない。20世紀のうちは205系や211系の増備が続けられ、2000年以降は205系や211系の車体構造のままで下回りをVVVFにしたような車両(207系、215系、何れも史実とは別)が投入される。
未だに0系新幹線と100系新幹線が現役バリバリ。むしろそれ以降の車両が登場しているかどうか。
東北、上越では未だに緑の200系が現役バリバリ。オール2階建てなMAXは需要もないとして作られず。
「国鉄」の愛称が廃止され、「JNR」に一本化していた。
ストライキや順法闘争でしょっちゅう列車が運休する。
日本食堂が日本レストランエンタプライズになることはなかった。
食堂車は現実ほど衰退しなかった。今も新幹線にビュッフェ・食堂車が存在している。
日本最大のブラック企業になったかもしれない。
鉄道博物館・リニア鉄道館・京都鉄道博物館は開館しなかった。
従来の交通博物館・交通科学館をリニューアルして使っていた。
東京偏重が続き、新快速は今も117系中心、湖西線直通のみ475/457系。
常磐線・東北本線・高崎線は今もなお上野止まり
史実のつくばエクスプレスは大赤字にもかかわらず国鉄線として建設が強行され(路線名は筑波線?)、常磐線混雑緩和どころか利益を相殺し合うだけに終わる
仙石線は関西圏や中京圏より車両置き換えの優先順位が低くなり、103系の使用期間が実史より延びる。
仙石線は103系の置き換え段階で4ドア車から3ドア車に切り替えられる。他の仙台地区路線(交流電化)でも使える415系1500番台あたりが仙石線に入っていた。一方で大阪地区は205系・209系や231系初期の転用先になり、環状線や阪和線の3ドア化は行なわれない。
関西には205系が現実よりも多く投入され、211系の投入もあった。
JR東海の中央西線にも205系が投入されていたかもしれない。
JR東西線は開業せず、片町駅も廃止されなかった。
案内表示器もまだパタパタ。
発車メロディーが存在していない。(いまだにベルを鳴らしていたかも)