▼2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送された『¥マネーの虎』 一時期はゴールデンでも放送された
『¥マネーの虎』(マネーのとら)は、2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送されたリアリティ番組。
一般人起業家が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員が出資の可否を決定するという内容だった。
後に『Dragon's Den』などのタイトルで番組フォーマットが輸出され、世界各国で制作された。
番組タイトルは陸軍大将・山下奉文もしくは軍属・谷豊の渾名の『マレーの虎』をもじったものである。俳優の吉田栄作が司会を務め、オープニング映像にはAV女優の長瀬愛がセーラー服姿で登場していた(ただし、ゴールデン時代の一時期を除く)。
▼テレビ放送は2004年3月に終了・・・マネーの虎たちのその後は決して安泰ではなかった
加藤和也→京都の美空ひばり館は倒産
一度再建するも赤字を垂れ流しで閉館へ
いよいよ目黒の記念館を売却するという噂も
川原ひろし→15年になんでんかんでんは一旦全店閉店
18年に一店舗だけ高円寺で復活し
現在は渋谷に店舗を移転した模様
小林敬→旧オランダ村を利用したテーマパークを開園するも
わずか半年で運営会社と本人が破産
その後も京都や北海道で店舗のプロデュースや再建を目論むも
すべて閉店と破産に追い込まれる
高橋がなり→05年にSODを退社
その後は農業会社を設立し Youtuberも始めた模様
堀之内九一郎→生活創庫は13年に倒産
現在はYoutuberと鑑定士で細々と活動中
安田久→郷土料理とのコラボで転換を図るも
エイチワイは11年に倒産
現在はコンサルや公演活動をやっている模様
吉川幸枝→現在もよし川は存続
レストラン街はマンション兼商業施設として
現在再開発している模様
上野健一→ZKRは13年に167億円の負債を抱えて倒産
現在はKRGなる会社を立ち上げ(中身はほぼZKRと同じらしい)
僧侶としても活動中
文野直樹→社長時代は冷食事業や海外への進出で多角化を行った
現在は社長を退き 会長兼筆頭株主として影響力を保持
尾崎友俐→焼き肉屋(後に焼き鳥へと転換)は全て売却
現在は女性起業塾の代表を務めている
樋口道也→ほんだらけは少数が存続
現在は経営の座を退き 石垣島で悠々自適な生活を送っている模様
南原竜樹→自動車輸入業は06年に倒産
現在は人材派遣や代理店業務などでそこそこやっている模様
岩井良明→学習塾は妻に譲り
現在は教育関係のコンサルをやりつつ
Youtubeで令和の虎をやっている模様
貞廣一鑑→ラブ(商業藝術に改称)は買収され
子会社になった後も社長を務めたが
20年に情勢悪化による会社再編で社長を退いた模様
▼皮肉にも番組終了後に自らの事業が破綻した者も少なくなかった
「虎」は当時事業が成功していた経営者が出演していたが、この番組の放映後、文野、貞廣らは自らの事業の業績を向上させた一方、堀之内、小林、安田、上野など、自らの事業が破綻した者も少なくない。
破綻には至らなかったが南原の会社は2005年に取引先だったMGローバー破綻の影響で巨額の負債を背負い、川原は2012年11月に本店閉店、加藤は2013年に嵐山美空ひばり座閉館など事業縮小を経験、野口は事業の業績不振の影響により、親会社であるワコールHDにより経営陣刷新のため社長を事実上解任され、取締役へ降格(後に退職)となった。
ただし南原はその後負債を完済し会社経営を再び軌道に乗せて100億企業に成長させている他、同じく虎として出演していた吉川も自身の料亭で発生した食中毒が原因で巨額の負債を背負ったが、こちらも業績を回復させた。
▼川原ひろし氏と南原竜樹氏に至ってはテレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!! 』に出演してしまう
人気ラーメン店「なんでんかんでん」社長の川原ひろし氏が、3月13日(月)放送のテレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間スペシャル』(後7・00)に出演。「なんでんかんでん」全店舗閉鎖のしくじりを懺悔していることが分かった。
川原氏は1987年、当時都内では珍しかったとんこつラーメン店「なんでんかんでん」を東京・世田谷の環七沿いにオープン。連日3時間待ちの大行列ができ、最高年商は5億円に。そして2001年、『マネーの虎』(日本テレビ系)に“虎”=投資家として出演すると店はさらに繁盛。名実ともに“カリスマ社長”として広く知られるようになったが、現在、「なんでんかんでん」は全店舗閉鎖している。
川原氏は“カリスマ社長と呼ばれていたのに、全店舗潰しちゃったしくじり社長”として登場し、自身の浮き沈み人生をたどりながらしくじりの全てを激白。ラーメン店として絶対にやってはいけないしくじりに手を染めていたことも初告白する。
9月26日(月)夜7時から放送の「 3時間SP」(テレビ朝日系)に、実業家の南原竜樹氏が出演する。
南原氏は24歳で自動車輸入販売会社を設立し、一時は年商100億円をたたき出したすご腕社長。バラエティー番組「マネーの虎」('01~'04年、日本テレビ系)に出演したことで知名度を上げた。
同番組では、成功を夢見る起業志願者たちに対して上から目線の発言を繰り返し、“冷徹な虎”として恐れられた。
しかし、「マネーの虎」終了から約1年後、南原氏は100億円の損害を出し、ホームレス生活を送っていたという衝撃の事実を告白する。
▼ノーマネーに終わった志願者でもその後成功者になったケースも
ノーマネーに終わった志願者でも敗者復活を果たした例がある。F1を目指すためにF3参戦資金の出資を希望したレーサーの下山征人が本番ではノーマネーに終わったものの、後日ふたたび南原に志願して出資を勝ち取った。下山は2006年には尾崎の会社とマネージメント契約を締結している。また、ベトナムで歌手活動していた境恒春も本番ではノーマネーに終わったが、自ら営業で環七のなんでんかんでんに出向いたのがきっかけで当日のプレゼンに参加していなかった川原と知り合い歌手デビューを実現させた。ノーマネーで終了した後、虎の援助を受けずに成功した例として、兼子ただし(スポーツストレッチ事業を実現)、パン職人の内村浩一(焼きたて!!ジャぱん取材協力、パン教室の開業で成功)、チャンコ増田(会社を設立も倒産、しかし同人誌即売会イベンターとして成功)、古坂和仁(プロデュースという設定で別名義で活動するシンガーソングライター『ピコ太郎』の楽曲『ペンパイナッポーアッポーペン』は世界134か国で配信、ビルボードホット100にランクインされるなど、世界的に大ヒットした)など、個性的な人物が、それぞれの分野にて活躍をしている。
▼関連リンク
▼2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送された『¥マネーの虎』 一時期はゴールデンでも放送された。▼マネーの虎でボコボコにされたうどん屋志望のあ…マネーの虎、高幡不動など。