■全国のお茶の間にも衝撃が走った羽生の衝突事故
リンクの反対側から滑ってきた中国の閻涵選手と衝突して倒れた
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141108/t10013056211000.html
額と顎からはひどい流血。うつろな表情で、痙攣を起こしたようにリンク外に引き上げた羽生
頭に肌色のテーピングをグルグルまき、あごの裂傷部分に絆創膏が張られる痛々しい姿で再び、公式練習のためリンクに現れた
■怪我を押して試合出場した羽生。歯を食いしばり約4分半を滑りきった
羽生選手は係員に抱えられてリンクサイドに引き揚げ、棄権は確実と思われた。しかし、頭に肌色の包帯を巻いて演技に臨んだ
出典:http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20141109/spo1411091015005-n1.htm
羽生は最初の4回転ジャンプを3回転に回避したり、2回目の4回転ジャンプで転倒したりもしたが、後半の3連続ジャンプを決めた
出典:羽生結弦、流血アクシデント乗り越え2位 滑りきった後に涙【フィギュア中国杯】 | ハフポスト
ジャンプでは5度も転倒しましたが、羽生選手の気迫がものすごく伝わってくる素晴らしい演技でした
「オペラ座の怪人」の壮大な曲に乗って最後まで演じきった
出典:http://www.sankei.com/sports/news/141108/spo1411080062-n1.html
■得点発表後、堰を切ったように羽生の目から涙が溢れた
結果は、最終滑走のコフトゥン選手に敗れはしたものの、フリー154.60点、SP82.95点の合計237.55点の2位となった
『キス・アンド・クライ』で手を合わせてファンに謝罪し、得点が表示されると、両手を覆って号泣した
羽生は関係者に抱えられてリンクの外に出ると、担架に乗せられて再び治療へ。演技の時と同様、額にはテーピング、あごの絆創膏は血がにじんでいたが、カメラにはVサインをして、笑顔を見せるなど最後まで気丈に振る舞った
出典:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/08/kiji/K20141108009250820.html
一番出血の酷かった顎を7針縫って右のこめかみの横あたり、こちらはそんなに傷は深くなかったということでホッチキスでとめたという程度で車椅子に乗った。救急車も用意されていたが、それには乗らずにホテルに戻ったという
■テレビ界から寄せられた賞賛の声
尾木直樹(尾木ママ)
ブログにてコメント
「よくやりきりました…全く違う羽生君見ました!号泣しています。羽生君のリンクへの姿勢、凄まじい。尾木ママ、涙止まりません…」とつづった
出典:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/08/kiji/K20141108009250891.html
宮地真緒
AKINA
佐野稔
フィギュア77年世界選手権3位の実績を持つ佐野稔氏。テレビ中継の解説を勤めた
「今日のこの羽生君は永遠にフィギュア界の中で語り継がれるでしょう。すごいことをやりきった」
■「無理はしないで」羽生の強行出場を不安視していた人たち
織田信成
中継したテレビ朝日のゲスト解説を務めた織田
演技前には「本当に無事に終えてほしい。無理だけはやめて。羽生選手の決断なのでボクらは祈るだけです」と話していた織田
出典:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/08/kiji/K20141108009251410.html
羽生の演技後、「ただただすごいのひと言。4回転回ってましたから。普通の人だと、これだけのケガの後で、回ることすらできないと思います。しかも後半に4回転。連続ジャンプ決めていて」と鼻水をすすりながらコメント
為末大
気持ちの強い選手はどんな状況でもいくらでも頑張ろうとするわけだから、選手を命の危険から守るのが競技会側とメディアだと思う。
死亡した例もあるんですよ RT @aki20108: これは、金メダリストの意地と思います。こんな時に後先考えない羽生君だからこそ、感動を与えるのです。
まずは検査して安静にするように運営側が対応してほしい。それから検査の結果どうだったかを教えてほしい。その上でできればこういう場合の正しい対応の仕方も報道して欲しい。
ビートたけし
8日夜、レギュラーとして生出演したTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」にてコメント
強行出場した羽生について「ボクサーと同じようにダウンして。立ってられないからダウンしたのと同じでしょ。それでなおかつ、ジャンプしちゃうんだから、オレは無茶なことするなあ、と思ったよ。」
「オレは休ませた方がよかったと思うんだけど」と、羽生の不屈の演技には敬意を払いつつ、強行出場が身体に与えるダメージを心配していた
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000099-dal-ent
・そしてあの熱い男もコメント
松岡修造
テレビ中継のメインリポーターを務めた松岡
リンクサイドで見守っていたテレビ朝日のメーンキャスター・松岡修造氏は「これは滑るべきじゃない!」「アスリートとして、本当にやめてほしい!」とマイクを通して訴えた
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000094-dal-ent
それでもリンクに立つことを決めた羽生の姿に「僕は、美しく見せることがフィギュアだと思っていましたが、これはとんでもないスポーツだなと今、思っています」と声を震わせた
「もう僕は羽生さんのことを誇りに思いますよ」
出典:http://news.biglobe.ne.jp/sports/1108/spn_141108_2381564516.html
「彼はこれからいろんな経験していくと思いますけど、こんな状況で、こんな逆境で、こんな苦しい中で戦った。この経験というのはとんでもなく生きてくる。多分、彼は分かってるんですよ」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000132-spnannex-spo
「単純に諦めるなとか、無理だとか、そういう言葉では片付けられない。普通の人じゃできないです、これは!」
出典:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/08/kiji/K20141108009249240.html
■まるで漫画の主人公…気迫の演技を見せた羽生結弦の姿がネット上でも話題に
芝居でもみせられているかのような感覚、悲劇の主人公をドラマチックに演じてしまう羽生選手の性というか美貌というか、所謂スポ根精神からは逸脱している。真のアスリートという表現も似つかわしく思えない。氷上に倒れ血を流す姿も美しいのだ、そういう男が現実にいるということに感動している。
改めて、昨夜のフィギュアの録画を観た。公式練習から演技、キスクラまで。今回、よく例えにされる「少年漫画の主人公」を地で行くような形になってしまった羽生君。状況と結果だけ見れば“伝説”かもしれないけど、私は観ていてただただツラかった。せめて、この選択に後悔がつきまといませんように。
改めて羽生くんは少年マンガの熱血主人公、熱血アスリートなんだなと実感したのと同時に、彼の怖さをも実感しました…。見た目はふわーっとしてるのに、ほんとに、危なっかしい;