■もし登山中に遭難してしまったら…山頂を目指す
山で遭難し、道を見失ったら下らずに頂上を目指して登るのが基本
尾根に登れば登山道に出る可能性が多く見通しの良い尾根ならへりからの発見も容易になります
出典:サービス終了のお知らせ
・川沿いや沢を下りるのは危険
遭難の原因となった悪天候が雨や霧などならば、川は増水します。場合によっては鉄砲水に襲われる事もあります。 一方、悪天候が雪ならば、沢の斜面で雪崩が発生する確率が非常に高くなります
低山で行方不明になっている人の殆どは、道迷いの結果、沢に降り、滑落して怪我をして、身動きができない状態になってしまったと思われます
出典:道に迷っても沢に降りてはダメ!(登山初心者用) - ヤマレコ
足場が悪く、苔などのせいで非常に滑りやすくなっています。
■もし雪崩に巻き込まれたら…両手で口あたりに空間を作り呼吸確保
雪崩での死因は窒息死、外傷、低体温がある
死亡原因のトップは窒息死、そして雪崩で流されている時に木や岩で頭を打って死亡、この2つが原因の大半を占める
雪崩に埋没してから15分程度で急速に生存率が下がるが、これは呼吸空間が確保できたかどうかの差が大きい。そのため、雪崩に巻き込まれた場合は両手を使って口のあたりに空間を作るようにするのが望ましい
・大声を出すのは危険…雪崩ビーコンの携帯は必須
積雪時における登山や山スキーなど、雪崩に遭遇する危険のある場合に携行する小型の機器であり、電波の発射及び受信が可能。同行者が雪崩に巻き込まれ雪の中に埋没してしまった場合、埋没した人が携行しているビーコンから発射される電波を救助者のビーコンで受信することにより、埋没した人の位置を探索できる
雪面上から「おーい」と叫ぶ声がかすかに聞こえたので「助けて~」と叫び返したが、一回叫んだだけで周りの酸素をだいぶ消費したのか、大変息苦しくなった
出典:サービス終了のお知らせ
ビーコンを装備している場合の生存率は、装備していない場合の三倍程度
■自分も水中にいる時、隣で溺れている人がいても安易に手を差し伸べてはいけない
溺れている人はその恐怖心から、まったく冷静な判断もできなくなっており、誰かが抱きかかえてくれたとしても、恐怖心から暴れ続けてしまいます
出典:http://ameblo.jp/totakou/entry-11523810671.html
溺れている人と助けに入った両者が死亡してしまうゲースもざらです
『助ける側の安全が確保された上で、確実に助ける手段がある』という場合以外は、自ら助けてはいけない
実は、ライフ・セーバーのような水難救助の専門家でさえ「道具を持たずに救助に向かうことはない」といいます。ましてや素人がいきなり道具も持たずに飛び込めば、二重遭難のリスクが高まるのは当然です
・じゃあどうすればいい?
まずは、できるだけ水に入らないで助けることを考えます
出典:溺れる人を助ける方法:飛び込む勇気を冷静さに変える・溺れる人は静かに溺れる:水難事故を防ごう(碓井真史) - 個人 - Yahoo!ニュース
浮き輪などを投げ込む。なければクーラーボックスなどでも可。またはロープや棒などを差し伸べる
たった一人で救助に向かうことは非常に危険です。必ず協力者を探して下さい
泳いで救助するのは専門家でも最後の手段です
溺れている人を正面からではなく、背後から川岸に引き寄せ、おぼれている人の両手をあげて、肩から引き上げる
・また、自分自身が溺れてしまった時は?
自分自身の力で助かろうともがくのではなく、助けが来るまで浮いた状態で待つほうが、命が助かる可能性が高くなる
誤って川や池に落ちた際、靴や着衣の浮力を利用してあおむけに浮きながら安全に救助を待ち、水難事故死や二次災害を防ぐ
■迫りくる危険を他人に知らせる時…「危ない!」はNG。正解は「逃げろ!」
迫りくる危険…例えば、頭上から何か物が落ちてくる、歩道を歩いている人の背後から自動車が突っ込んでくるなどなど…
「危ない!」だと、言われた方の脳の判断が、危ないらしい → 何かが自分に迫ってる? → じゃぁ逃げなきゃ → 逃げる というプロセスを辿る
出典:(8) アカペラ叢書
結果、立ち止まってしまう可能性も高まり、反応も遅れてしまう
そこで呼びかけるのにもっとも最適なのは『逃げろ!』だそうだ。『逃げろ!』の掛け声は、とりあえずその場所から退散させるのには一番有効な言葉らしいのだ。
「逃げろ!」の他には「走れ!」や「しゃがめ!」なども有効。具体的な行動を叫んだ方が回避率が高いんだそうです
■飛行機事故に遭遇した場合…生存率の高い座席はどこ?
重力加速度の測定では、前方は12G(重力の12倍)で恐らく即死状態、中腹部は8Gで重傷から軽傷、最後尾にかけて6Gまで下がる結果になりました。この結果から、後方の列の衝撃が最も弱いことがわかります
忘れてはいけないのが「非常口」の存在。英グリニッヂ大学は、生存者2000人を含む世界の飛行機事故105件について調べました。この結果、非常口から6列以上離れると、生存率が落ちているそうです
通路側の座席は、窓側の座席よりも生存率が高い
出典:飛行機の墜落事故で助かる確率の高い「座席位置」や「服装」、脱出用パラシュートについてチェック - やじり鳥
まとめると、できるだけの後方の席で非常口に近く、通路側の席を選ぶと生存率が上がるそう。あくまでも統計上の話ですが
■電車で一番安全な車両はどこ?
通勤電車の多くは10両編成です。脱線や後方からの追突を避ける意味で、中央付近の5~6両目あたりが安全。さらに連結部の端から2~3メートルから車輪があり、そこが最も頑強に造られており、安全性の高い位置といえます。福知山線の事故でも、その位置に乗車した乗客は軽傷だったことがわかっています
出典:http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120518/Postseven_108314.html
もちろんこれが「絶対」とは言えませんが
通勤電車などの横に長い席をロングシートと呼ぶのに対し、一部の快速や特急・急行など、席を転換して向かい合わせにできる席をクロスシートという。このクロスシートで、進行方向とは逆向きに座る。逆向きの方が万一のとき安全性が高い
出典:電車事故から身を守る方法
■テロ・犯罪に巻き込まれ…人質になってしまったらどうする?
貴方が助かりたいと思うなら、テロリストには協力的であっても、反抗的であってもいけません。 テロリストが人質を道連れにする場合、選ばれるのは自分たちに最も協力的な人間と、最も反抗的な人間。どっちでもなければ、早期に開放されて助かるかもしれません
テロリストの神経を逆なでするような言動は極力しない。また、恐怖のあまり叫ぶような行動も避ける
オーストラリア・シドニーの立てこもり事件 犠牲者の勇姿。オーストラリア・シドニーのカフェに、銃を持った男が立てこもった事件。死亡した人質の2人は、他の人質を助けようとして犠牲になったという。1人は、ほかの人質を逃がすため、男が持っていた銃を奪おうとして撃たれたそうだ。
大事なのは、一人も殺させないことです。一人殺されることで次々と殺してしまいます。犯人が冷静になってくるため、拘束されてから24時間以上無事なら助かる可能性は高くなります
出典:http://b-chive.com/simulation-assumed-danger-lurking-in-everyday/
最後は特殊部隊が制圧目的で突入することになるでしょうが、とにかく銃撃戦に巻き込まれないよう身を低くして耐えましょう。銃撃戦終了後でも、両手を挙げて自分が武器類を持たないことをアピールしつつ当局の指示に従うことが必要
■乗っていた車が水中に落下…どうやって脱出する?
道路冠水の水位が深い場合や、湖などに転落したときは、車両の前方に重いエンジンが搭載されている乗用車では、前部が最初に沈みこみ前傾姿勢となります
車が水に漬かり、ドアまで水圧がかかり始めると、もはや普通の力ではドアを開けることができなくなる
窓が水面より上にあるうちに、シートベルトをはずし、窓ガラスを開けて脱出します
万一、窓が開かない場合は ドアガラスを割る。 先のとがった脱出用ハンマーを使うと簡単に割ることができます。脱出用ハンマーはディーラーやカーショップで購入できます
※フロントガラスには貫通しにくい「合わせガラス」が使われているため、フロントガラス以外の窓を割る
なければ、コンビニ袋と5枚程度の硬貨。コンビニ袋に硬貨を入れて、硬貨が分散しないよう、袋の先の方で1回縛ります。そして袋の取っ手の方をもって、硬貨の重みを利用して勢いをつけてプロペラのようにクルクル振り回します。そのまま硬貨の入っている袋の先を窓にぶち当てると、意外と簡単に割れます
出典:車の窓を閉めたまま、海に落ちたら、どうやったら助かりますか?現実的に... - Yahoo!知恵袋
袋がなかったので靴下で代用して脱出したという例もあるみたいです
・どうしても窓が割れない…まだあきらめてはいけない
車内に多くの水が流れ込み、車外との水位差が少なくなったときに、車内外の圧力の差も縮まり、ドアが開きやすくなるのだという
慌てずに水面が胸か首ぐらいになるまで待ち、大きく息を吸い込んだらドアを開けて脱出します