東海市大田町で開催される「ザ・おおた・ジャンプフェスティバル」で2009年から実施されている。
盆踊りの参加者(踊り手)は、イヤホンの付いた携帯ラジオを持参する。主催者は踊りに必要な楽曲をFM電波で発信し、参加者はその電波にラジオの周波数を合わせ、イヤホンで聴きながら踊る。このため、外部には踊りの楽曲は聞こえず、踊っている人の姿だけが見えることになる。
テレビ番組でも取り上げられる
無音盆踊りが生まれたきっかけ
市民の一番の楽しみは、花火大会です。そこで、その日に駅前で盆踊りを披露しようということになりました。しかし、花火を見て帰ってきて、片付けをしていたら失礼です。病院にも近い駅前で、深夜11時や12時でも披露できるようにと考えたのが、無音の盆踊りということです
基本的には騒音対策ではあるが…
騒音対策もあるが、地域振興を主眼に考えたというわけだ。地元は、住宅密集地ではないので盆踊りの苦情はほとんどなく、病院からも騒音対策の要望は来ていないという。
祭りの大会長の森岡厚さん(51)にこうした意見をぶつけてみると、「騒音問題ではなく、集客問題が一番の理由なんです」と意外な答えが返ってきました。
夕方から日暮れにかけては、普通に太鼓や笛を鳴らして盆踊りをしています。森岡さんは「その時間帯なら本当にどこにでもある普通の夏祭りです。無音盆踊りへの批判は承知の上ですが、話題になるだけでもうれしい」と話しています。
出典:サービス終了のお知らせ
賛否の声
近隣住民への配慮
行われる時間帯が夜遅くということなので、近隣住民に対する配慮は素晴らしいですね。
でもやっぱり賑わいが欲しいとの声も
夜遅いといっても夏祭りの賑わいを騒音とみなされるのは少し寂しいですね。酔っ払いが公園で騒いでいるのとは訳が違います。1~2日だったらいいんじゃないかという気もしますがね。
盆踊りには娯楽的な要素もある。地域の結びつきを深め、帰省した人々の再会の場や、男女の出会いの場でもある。それは盆踊りの歌詞に色恋ものやきわどい内容が多いのはそのためで、人々は年に一度の盆踊りに様々な思いを託し、コミュニケーションを取るものながら、耳にイヤホンを入れたまま、下界の音をシャッターアウトしながらただ踊る、それも観る側に音や歌詞を聴かせずにいるのはあり得ない行為である。
出典:http://planner100.blog.eonet.jp/default/2009/08/post-2449.html